セマンティック検索エンジン”hakia”が医療バーティカル検索に対応

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検索ワードの意味を解釈するセマンティック検索エンジンとして注目されているhakiaだが、昨日、医療分野のバーティカル検索に対応したと発表した。これにより、特に信頼性が求められる医療情報検索において、ユーザーは信頼できる情報ソースだけから求める情報を探し出すことができる。

hakiaはこの医療バーティカル検索のために情報ソースを限定しているが、Googleなど他の検索エンジンとの違いを、以下のように説明している

  • 信頼性:
    hakiaは信頼性を決定するために、米国医学図書館協会「品質の良い医療ウェブサイト」のリストを使用している。これらは検索結果ページのトップに、はっきりとマークされ表示される。
  • 新鮮さ:
    hakiaの検索結果トップには、最新のニュースがリストされる
  • 妥当性:
    hakiaはセマンティック技術によって、良質の検索結果を提供することを約束する 続きを読む

オランダのHealth2.0

Health2.0unconference

先日エントリで伝えたように、ヨーロッパにおけるHealth2.0ムーブメントの嚆矢とも言うべきアンコンファレンスが、先週土曜日(12日)、オランダのアムステルダムで開催された。すでに、会場風景の写真がflickrにアップされているが、「アンコンファレンス」という名称そのままに、出席者は皆カジュアルな格好で参集している。まずこの自由な雰囲気が良い。 続きを読む

ベータ版進行報告2

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目下、ベータ版公開へ向けテストが続く。上図がベータ版「TOBYO事典」の検索結果画面。これは「手術」という検索ワードで検索した結果だが、検索ワードの入力方式については、いくつか代替案を検討中。いずれにせよこのバーティカル検索機能は、大量の闘病サイトに埋蔵された闘病体験を隅々まで可視化する。また、検索結果表示方法も、当初は上図のような「当該情報+所載サイト属性」提示で行くが、これも今後もっとユーザーに役立つような表示方法を検討したいと考えている。 続きを読む

Health2.0ムーブメント、ヨーロッパへ

H2.0Unconference

昨年から、ヨーロッパでも、米国Health2.0ムーブメントに呼応する動きが散見された。今月12日(つまり今日)オランダはアムステルダムで、最初の「Health2.0アンコンファレンス」が開催される。「アンコンファレンス」とは「コンファレンスほど大がかりではない、小規模でカジュアルな集まり」のことで、ここ数年シリコンバレーで多数開催されている。そう言えば米国のHealth2.0も、一昨年暮れから昨年春ごろに何回か開催されたアンコンファレンスを母体として、ムーブメントとしての陣形を固めてきたのだ。 続きを読む

日本の闘病記3000

tobyoki3000今日からTOBYOのトップページに、キャッチフレーズ「日本の闘病記3000」を掲出することにした。これはけっして、「数ある闘病記から厳選して3000を集めた」という意味ではなく、ただ単にTOBYOが採録した闘病記を概数で示しているに過ぎない。それでもなお、このようなキャッチを掲出しているのは、それなりの理由もある。

われわれは、もともと「非常にシンプルなツール」としてTOBYOを構想してきた。しかし、シンプルであるからと言って、その活動スケールが小さくなければならないという決まりはない。TOBYOはシンプルなツールなのだが、シンプルでありながら、その活動は大きなスケールと大きなサイズを目指すべきだと、われわれは考えてきた。「日本の闘病記3000」というフレーズには、その決意をこめている。 続きを読む