TOBYOベータ版の進行報告

TOBYO_JITEN

TOBYOベータ版は現在、闘病記だけを対象とするバーティカル検索機能である「TOBYO事典」のテストを進めている。近々、公開テストを実施することになるが、当面は「胃がん」の闘病サイトだけに限定して、検索機能をテストする予定。そしてベータ版公開段階では、TOBYO収録闘病サイトから、30万ページをインデクシングし検索可能にする。

現在、TOBYO収録の闘病サイト件数は約3100件。これらすべてを検索可能にしたいところだが、当初は30万ページという枠を持って、ある程度検索対象サイトを絞り込んで検索サービスを提供したいと考えている。 続きを読む

「第三者機関による医療サイト認証」という虚構

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今朝の朝日新聞を開いてみると、「携帯電話の閲覧制限、第三者機関設立、客観性担保が課題」という記事に目がとまった。現在進められている、自民党・民主党によるネット規制法案制定の動きも気になるが、では果たして、このような「第三者機関」による「サイト認証」が、国家規制よりもベターであると言えるのだろうか?。

そんなことを考えているうちに、ある記憶がよみがえってきた。二-三年前、ある大手医療機関チェーンの幹部と話をしていたのだが、その時、「ウチは今度、第三者機関のサイト認定を受けることにした」という幹部の発言があった。その発言の中で、とりわけ「第三者機関」という言葉に、妙な力感を込めた不思議なニュアンスがあったことが思い出される。それはあたかも「第三者機関」という言葉が、ただならぬ魔法の権威を象徴しているかのごとくであったのだ。医療者にとって「第三者機関」という言葉は、どうやら絶大な威力を持っているらしい。 続きを読む

医療のソーシャルニュースサイト: healthranker

healthranker

healthrankerは、医療ニュース専門ということ以外、何の変哲もないソーシャルニュースサイト。だが、これに類するシンプルな2.0ツールが日本の医療分野では皆無なのも、なんだかさびしい気がする。日本で医療分野のウェブサービスと言うと、いまだに病院・診療所案内サービスが多く、このようなシンプルなツールがほとんど登場してこない。 続きを読む

医師SNS “Ozmosis”

ozmosis

医師SNSの世界はSermoの独走状態が続いている。「打倒Sermo」の旗頭と目されるような、有望なコンペティターの姿は依然として見えない。”Ozmosis“は昨年からベータ版が公開されていたような記憶があるのだが、その後、さしたる話題もなく苦戦しているようだ。

とにかくトップブランドの”Sermo”に対して、競争対抗ドメインを創造しなければならないのだが、現状のサービス・ラインナップを見る限り”Sermo”を脅かす陣形にはなっていない。また、「市場のリーダー」になるよりも「卓越した二番手」を目指す道もあるはずなのだが、そのような気配もない。 続きを読む

Healiaが患者SNSへ進出: Healia Communities

HealiaCommunities

Healiaといえば、先駆的な医療バーティカル検索エンジンとして注目されてきたのだが、なんと今回、患者SNSへ進出したというニュースが伝わってきた。

患者SNS”Healia Communities”は、三つの基本機能を提供している。

  • あなたの患者体験を他の人と共有する
  • あなたに似た人と連絡を取る
  • 医療専門家に質問する 続きを読む