先日エントリで伝えたように、ヨーロッパにおけるHealth2.0ムーブメントの嚆矢とも言うべきアンコンファレンスが、先週土曜日(12日)、オランダのアムステルダムで開催された。すでに、会場風景の写真がflickrにアップされているが、「アンコンファレンス」という名称そのままに、出席者は皆カジュアルな格好で参集している。まずこの自由な雰囲気が良い。
いくつかプレゼンテーションがおこなわれたようだが、そのうちMartijn Hulstが総括的におこなった”A Introduction to Health2.0″のスライドを紹介しておこう。このスライドを見て印象的であったのは、「オランダにとってのHealth2.0とは何か」という問題意識が明確化されているところだ。単なる米国Health2.0の受け売りではない、自前のHealth2.0を創出しようという意気込みが、そこにはうかがえる。
われわれも「Health2.0ジャパン」をムーブメントとして創出するときには、このオランダの態度を見習いたいものだ。「日本にとってのHealth2.0」について、今後、当方も考察を進めていきたいと考えている。それにしても、このスライドのデザインは良くできている。
三宅 啓 INITIATIVE INC.