予防医療は医療コスト節減に寄与するか?


まず、アイスランド本拠のゲノム解析サービス「deCODEme」のプロモーションビデオがリリースされたので、とりあえずアップしておこう。以前のエントリーにも記したように、ゲノム解析サービスは単に個人の好奇心を満たす段階から、将来の自分の病気リスクを予測するステージへ移行しつつあるが、まだその予測精度などの限界を指摘されてもいる。だが、サービスのコストダウンと並行して、今後、精度や予測範囲も改善されていくことは間違いないだろう。 続きを読む

ブログ開設1200万件と闘病サイト

JapanMap

昨日のNHKニュースで、何度もこの「ブログ1200万件」を目にした。ちなみに先日発表された日経新聞調査によれば、昨年11月末の時点で、ブログの国内開設数は1354万件。これは前年同月比で約五割増になるらしい。どちらの数値も、およそ日本人の10人に1人がブログを持っていることを伝えている。 続きを読む

TOBYO開発の経緯

TOBYOstory

一昨年の8月。たしか半ば頃。暑い土曜日の午後だったと記憶している。世間はお盆休みだった。その日、海外の医療ウェブサービスを探している内に、TOBYOの基本アイデアは浮かんだ。実はその前年(2005年)の夏からおよそ一年間、「Web2.0+医療サービス」というテーマでアイデアをずっと探していたのだが、なかなか決定的なものに出会うことができなかった。 続きを読む

書評:「誰が日本の医療を殺すのか」本田宏著、洋泉社

WhoKilledJapanMedicine遅まきながらの書評。医療界では評価が高いらしい。本書タイトルは、昨年六月米国で出版された、ハーバード・ビジネス・スクールのレジナ・ヘルツリンガー教授による「Who killed Health Care?」(誰が医療を殺したか?) を連想させるものだが、その内容は、ほとんど正反対だと言えるだろう。これを書名に即して言えば、「誰が医療を殺したか?」の「誰」が、両書ではまったく違うのである。それはヘルツリンガーの書においてはAMA(米国医師会)に代表される医療界守旧派であるが、本書著者の本田宏氏においてはどうやら「政府・厚労省」のことを指しているようだ。 続きを読む

twitterで禁煙!: qwitter

qwitter

昨春あたりからブレイクし始めたtwitter。その後、さまざまな使い方が開発されたが、医療用のサービスはなかった。ようやく禁煙サービスが登場した。qwitterはtwitter上で独自の書式を使うことによって、禁煙関係のデータを蓄積してくれる。まず、毎日の喫煙本数の記録であるが、次のような書式をtwitter上で使う。 続きを読む