先月中頃、そのプロトタイプが発表され、ようやくその全体像が明らかになったGoogleHealth(コードネーム”Weaver”)だが、その開発責任者でバイスプレジデントのアダム・ボスワース氏がGoogleを去ることがわかった。 続きを読む
月別アーカイブ: 2007年9月
「プロフェッショナルSNS」の考察
先週のエントリー(医師SNSのSermoがFDA(米国食品医薬品局)と提携)を書いた後で、医療SNSをめぐり、いくつか気になるポイントが頭に浮かんだ。それを整理してみると、どうやら二つの問題に集約されそうだ。そのうちのひとつは「SNSの新しい展開の可能性」。そしていまひとつは「観察と調査」の問題である。
このブログでもかなり紹介してきたが、ここ一年くらいの間に米国では医療者SNSが多数出現した。だが、Sermoなどを考えてみると、これまで一般的にSNSと称されてきたサービスとは性格がだいぶ違うような気がする。従来のSNSは、いわば「お友達ネットワーク」という性格を持ち、主として社交の場をネット上に提供するものであった。 続きを読む
Health2.0—医療における患者生成コンテンツ
9月6日付け「Economist」誌に「Health2.0」と題する記事が掲載された。メインストリーム経済誌にHealth2.0という文言が登場するのは、おそらくこれが初めてだろう。
ジュピターリサーチ社の市場調査によれば、米国のインターネットユーザーの20%以上が何らかの形で医療関連コンテンツを制作し配信しているとのこと。「Economist」誌はこれら医療関連UGC(ユーザー生成コンテンツ)の爆発的拡大とそれが医療に与える影響に注目している。記事中で言及されているトピックスをまとめてみる。 続きを読む
Health2.0コンファレンス予約完売
昨日(9月7日)、今月9月20日サンフランシスコで開催されるHealth2.0コンファレンスの予約400人分が完売。このコンファレンスの発起人であるマシュー・ホルト氏によれば「パートナーのインドゥ・スバイヤと最初にコンファレンスのディスカッションをした時、『100人も集まるだろうか?』と言ったのを覚えている。われわれは明らかに過小評価していたのだ」。 続きを読む
医師SNSのSermoがFDA(米国食品医薬品局)と提携
米国の代表的医師SNSであるSermoとFDA(米国食品医薬品局)は、FDAと関連組織CDRH(医療機器放射線保健センター)が「コミュニティ観察」を目的としてSermoのコミュニティにアクセスする契約を結んだ。 続きを読む