IBMの3-Dアバター方式によるEHR

IBMavatar

「GoogleEarthの人体版みたいなものだ」とIBMチューリッヒ研究所医療プロジェクトを率いる研究員Andre Elisseeff氏は言う。「EHRの動きを加速させたいと願い、われわれは医療者が医療データに簡単にアクセスできるように努力したんだ。患者ケア改善を可能にするデータをできる限り簡単にやりとりできるように、医療データとビジュアル・プレゼンテーションを結びつけることによってね(ScienceRollのインタビューより)」。 続きを読む

Google資本の遺伝子ベンチャー「23andMe」

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春先に「Googleが遺伝子ビジネスへ進出か?」と話題になった“23andMe”だが、その概要が明らかになった。春の段階では、このベンチャー企業の共同ファウンダーのAnne Wojcicki氏がGoogleのSergey Brin氏の妻という点に関心が集まりがちで、肝心のビジネスとしてのその実態は一向にはっきりしないままであった。そして先月12日、ニューヨークで開催されたバイオテック企業にして”23andMe”のパートナー企業でもあるllumina社の「アナリスト・デイ」席上、ようやく”23andMe”がめざすビジネス概要が明らかになった。 続きを読む

ウェブは家庭の第一の医療情報源:(米国ウェブ医療情報利用実態調査より)

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最近のBurst Media社の調査によれば、米国市民の約80%がインターネットで医療情報を収集していることがわかった。「インターネットは人々が医療情報を探す方法を変えた。特に家庭の医療について変えた。消費者が医療トピックスを調べる方法を理解することは、非常に敏感な聴衆に対し、企業・団体が実践的な日々の健康情報のみならず、価値ある医療情報をより良く伝えるために役立つ。」とBurst Media社のCEOであるジャービス・コフィン氏は述べている。 続きを読む

確かな医療情報をみんなで協力して集める:「WEGOHealth」

wego

医療情報の検索は依然として大きなテーマである。毎日たくさんの人々が医療情報を求めてウェブにやって来るが、現状の検索エンジンがそれらのニーズを十分に充たしているとは言いがたい。そこには未解決な問題が山積しており、またそれらに対し実にさまざまなアイデアが登場している。 続きを読む

コミュニティの治癒力:「ソフィアズ・ガーデン」

sophia

Health2.0コンファレンスで多数紹介されたニューサービスの中で、ひときわ注目を集めた患者SNSが「ソフィアズ・ガーデン」であった。実はまだこのSNSは稼働していない。コンファレンスではプロトタイプは紹介されたようだが、このSNSが注目されているのはその「Healing in Community」というコンセプトにあるようだ。

2002年3月15日、このサイトの共同創立者であるリチャード・ハッチ氏とカレン・ヘルツォーク氏夫婦は、生後10か月の娘ソフィアが余命三年と宣告された。ソフィアはニーマンピック病という不治の遺伝性疾患にかかっていたのだ。 続きを読む