患者と医師を結ぶウェブ疼痛日記:ReliefInsite.com

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「痛み」は患者の日常生活に非常に大きなインパクトを持つ。仕事をはじめ、普通の日常生活の営みを阻害するものが「痛み」であり、闘病者(患者とその家族)にとって「痛み」をどう管理するかは、闘病生活の最も大きな課題の一つである。

ReliefInsite.comは、はやく言えばウェブ版患者ペイン・ダイアリー(疼痛日記)である。患者はカレンダー形式の日記で、毎日経験した痛みを記録していく。「疼痛日記」という入りやすい入口から、ひとりでに無理なく疼痛管理を患者がしていけるような、そんなツールがReliefInsite.comなのである。 続きを読む

Did you know 2.0 ?


すでに知っているような気分で、分かっているような気分ではあるけれど、実は充分に知り得ていなかったり、分かっていないこともある。そんなことを教えてくれるビデオ。「2.0」というよりも、すでに「世の中のキホン」が変わっていることを教えてくれるビデオ。

「医療は何も変わらない。情報革命が医療現場で起きるかって?んなわけないだろ。」と思いこんでいる人達に、「あなた、時代を直視してみては?」と教えてくれるビデオ。

いろんな人達の「あたりまえ」を、もう一度考え直して見ることを教えてくれるビデオ。

Health Vault Video


とうとう登場した本格派PHR”Health Vault”。やはりかなりの反響。早速、ウェブにいくつかビデオがアップされている。まずはマイクロソフトのビデオを見てみよう。Health Vaultを指揮したマイクロソフト医療ソリューショングループの統括VPPeter Neupert氏が登場している。女性は患者プライバシー団体”Patient Privacy Rights”ボード・ディレクターを務めるDeborah C. Peel医師。マイクロソフトがHealthVaultをリリースするにあたり、いかに消費者プライバシーに気をつかっているかがわかる。

相当怪しい「医療2.0論」

海外ではHealth2.0に代表される新しいムーブメントが医療の分野で起動しつつあるが、日本ではそのような動きは今のところない。Health2.0関連の日本語の情報自体がまだ圧倒的に少ない。そんな中で、偶然、薬事日報ウェブサイトで「医療2.0≪医療とWEB2.0≫」という連載コラムが始まることを知り、期待して読んでみたが・・・・・。

師曰く、「期待は失望の母である」。 続きを読む

マイクロソフトから本格的PHRローンチ:Microsoft HealthVault

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10月4日付けニューヨークタイムズ紙は、マイクロソフトがPHR“Microsoft HealthVault”を同日リリースすると報じている。

今年に入って、米国では次世代医療ITシステムの鍵を握るのはPHRであるというコンセンサスが次第に形成されつつある。従来はEHRなど医療業務システムが次世代医療ITシステムの中核だとされてきたが、これらは所詮「業務システム」であり、直接消費者が自分の健康を管理するために使用するPHRのほうが、医療全体における価値が高いと考えられるようになってきたのである。この背景には、高騰をきわめる米国医療費を、生活者自身がPHRで健康管理をすることによってコストダウンしていこうという考えがある。 続きを読む