Google Health予想をめぐる議論

先月、Vince Kuraitisがブログで展開したGoogle Health予想を紹介したが、その後、米国でこの予想をめぐる議論が巻き起こっている。議論は概ね次の二点に集中しているようだ。

1)私は、Google Healthの次世代PHR(Personal Health Records)を信じて、自分の個人医療情報を預けるべきだろうか?
2)Google Healthは本当に医療プレイヤーに採用され個人医療情報を共有することが出来るのだろうか?。なぜ、他のプレイヤーはGoogleと個人医療情報を共有しようとするのか、もしくは共有すべきなのか?。 続きを読む

医療ツーリズムのマッチングサイト”Reva Health Network”

revahealth
国境を越えて自分にあった医療機関を選択する医療ツーリズムが台頭してきているが、アイルランドから医療ツーリズム専門サイト“Reva Health Network”が登場した。

医療ツーリズムは、近年、海外から患者を集客しようと各国政府や医療機関が注力している。特にインドやマレーシアなど南アジアでは、主として欧米の消費者をターゲットに、「自国の医療よりも割安でハイクオリティ」という訴求切り口で積極的にプロモートが開始されてきた。観光とセットにしたツアーなど、より魅力的な商品開発も盛んである。 続きを読む

闘病体験共有サイトの草分け”CaringBridge”

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先月6月、闘病体験共有サイト“CaringBridge”が開設10周年を迎えた。米国ミネソタ州を本拠とするこのサイトがローンチされたのは1997年。以来、患者と家族・友人のコミュニケーションを取り持つ無料サービスとして支持され、これまでに63000ページの患者ページを収録している。闘病体験共有サイトとしては、おそらく最初の世代に属するサイトである。 続きを読む

活況を呈する米Web医療情報提供サービス

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comScore社発表(5月21日)の調査によれば、米国では2007年第一四半期において月平均5,530万人がオンライン医療情報サービスにアクセスしている。(ユニークユーザー数)。この数字は米国Webユーザー全体の31%に達し、昨年同期比で12%増加している。 続きを読む

eメール医療相談サービスは診療所の収入減になる?

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米国の大手健康保険会社カイザーパーマネンテ発表の調査結果によれば、eメールで医師から医療相談サービスを受けている患者はあまり診療所へ来院せず、診療所へ電話もかけないことがわかった。

カイザー社では数年前から実験プロジェクトとして、オレゴン州とワシントン州において、11万2千人の保険加入者に対しeメール医療相談サービスを実施してきた。その利用実態を調査したところ、eメールで医師と相談している患者は、診療所へ行く回数が7%-10%低下し、電話をする回数も14%低下していることがわかった。 続きを読む