Facebookの医療アプリケーション

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先月開催された「web2.0サミット2007」だが、”Discovering the Web Edge”と掲げられたそのタイトルにもかかわらず、これという斬新なニュースが少なく、「結局、FacebookとiPhoneの話題しかなかった」とまで評されている。そのFacebookだが、今や注目度では完全にMySpace.comを抜き去り、あっという間にナンバーワンSNSの地位を確立してしまったかの感さえある。ちなみに「comScore World Metrix」によると、2007年9月現在、Facebookは73,521,000ユニークユーザーが利用しており、前年比420%成長しているとのことである。 続きを読む

医療保険会社がPHRを拡充

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米国大手医療保険カイザーパーマネンテは今月6日、被保険者に無料提供してきたPHR「My Health Manager」を拡充ローンチしたと発表した。カイザーでは2005年から同PHRを提供してきたが、登録会員数はすでに160万人を越え、自称「世界で最もアクティブなPHR」としている。 続きを読む

メデュテインメント:医療教育ゲーム

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米国では子供の肥満と糖尿病が増加し社会問題化しているが、大手医療保険がオンライン・ゲームを使って子供や両親の知識啓蒙活動に乗り出した。

カイザーパーマネンテとヒューマナ社は、娯楽要素の強い教育ツールを利用して消費者に医療情報を提供し、自分の健康に消費者自身が一層関与していくようなムーブメントをめざしている。これらのツールは「医療、教育、エンターテインメント」という三つの要素を併せ持つことから、「メデュテインメント」(Medical+Education+Entertainment)と呼ばれるとのことだ。 続きを読む

HealthVaultの「四つの誤解」

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マイクロソフトHealthVaultが先月発表されてからおよそ一ヶ月。さまざまな議論がウェブ上で繰り広げられているが、どちらかと言えば、HealthVault自体よりもマイクロソフト社に対する反感に由来する拒否反応が多いようにも見える。上のマンガはHealthVaultを皮肉ったものだが、ここでもHealthVault自体よりもマイクロソフト社に対する風刺がメインとなっている。マイクロソフト社の企業イメージによって、ずいぶん損をしているとすれば、HealthVaultにとっては不幸な事態と言えるだろう。 続きを読む

YouTubeで増える医療教育ビデオ


10月28日付ニューヨークタイムズは、米国歯科医を中心としてYouTubeに教育ビデオ投稿が増加しており、医療機関がYouTubeを集客プロモーション・チャネルとして利用し始めたと報じている。ペンシルバニア州ベンサレムの歯科医ジェリー・ゴードン氏は、ビデオクリップ「根管治療実演」の出演者兼演出家である。ビデオでは実際の患者を治療しながら根管治療手順の詳細を説明し、無痛充填治療が完成するまでをステップごとに「ライブ」で見せている。広告ビデオと言うよりは、むしろ専門情報提供をメインとする教育ビデオという作りになっている。 続きを読む