医療、インターネット、ブログ


「今さら」の感もなきにしもあらずだが、先日、発表された「Blogs in Plain English」を見ながら、改めてブログの存在意義みたいな事を考えさせられた。ちなみにこのショートムービーを作ったのはcommoncraftで、いつもながら素晴らしい出来である。最近では「ブログ限界論」みたいな議論もあるようだが、まだそれを言うのは早すぎるような気がする。個人的な「飽き」や閉塞感をブログ自身のせいにするのは勝手だが、それでは生産的な議論にならない。特に医療分野におけるブログの活用を考えると、まだまだこれからだとも思える。 続きを読む

医療をめぐる言説空間

zakki今週、混合診療禁止は違法であるとの画期的な判決が東京地裁から出た。振り返ると政府の総合規制改革会議「基本方針2003」にも「いわゆる「混合診療」の解禁(保険診療と保険外診療の併用)」が盛り込まれているが、その後、さしたる進捗もなく店晒し状態にされてきたと言える。それが患者個人の訴えによって、現状の「禁止状態」が違法であるとの判断まで示されたとは、なんとも皮肉な成り行きである。 続きを読む

医療サービス流通の新しい波

medexpress

医療分野のアルファーブロガーとして知られるエイミー・テンダリッチ氏が主催する“Diabetes Mine”に、昨日11日、”Express-Checkout Diabetes Care?”と題するエントリーがポストされた。このエントリーを読みながら、新しい医療サービス流通の可能性について考えさせられた。 続きを読む

サーバ不調、および薬事日報「医療2.0」の回答について

サーバ移転直後ということもあり、本日正午ごろからサーバ不調によって、しばらく接続状態が乱れたことを、まずお詫びします。

さて先日、当方がポストしたエントリー「相当怪しい『医療2.0論』」に対し、連載作者の宮川耕氏から回答があった。わざわざ回答の労を執っていただいたことにつき、謝意を表しておきたい。ありがとうございました。

しかし、先回の当方エントリーを精読してもらえればわかると思うが、畢竟、当方が求めたことは「引用出典の明記」である。さらにあえて言えば、先回のエントリーでも少し指摘したが、ビジネスにおけるコンプライアンス観、データ・ハンドリングの基本マナーなど、宮川氏に対し、当方として首を傾げざるをえない点、相容れない点は多々ある。だが、それらをいちいちこれ以上論駁しても、どうやら生産的な議論にはならないようだ。

改めて、当方ブログのみならず他のソースについても、「引用出典の明記」を要請しておきたい。その上で、今後の宮川氏のご健筆を祈りたい。

三宅 啓  INITIATIVE INC

Did you know 2.0 ?


すでに知っているような気分で、分かっているような気分ではあるけれど、実は充分に知り得ていなかったり、分かっていないこともある。そんなことを教えてくれるビデオ。「2.0」というよりも、すでに「世の中のキホン」が変わっていることを教えてくれるビデオ。

「医療は何も変わらない。情報革命が医療現場で起きるかって?んなわけないだろ。」と思いこんでいる人達に、「あなた、時代を直視してみては?」と教えてくれるビデオ。

いろんな人達の「あたりまえ」を、もう一度考え直して見ることを教えてくれるビデオ。