雑誌「ジャミックジャーナル」8月号に登場します

jamic医師向け雑誌「ジャミックジャーナル」(日本医療情報センター)から取材を受け、8月号特集「医師の集合知 ~Webでの可能性を探る~」で記事を掲載してもらいました。

「Webの世界は、Web2.0の概念によって大きく様変わりした。ブログやソーシャルネットワーキングサービス(SNS)などにより、個人が情報発信しやすくなり、また多くのネットワークも誕生している。そして、Wikipediaを代表とする集合知というものも特徴的なものとなった。医療の分野においても、Webのそうした流れに影響を受けないはずはない。今回は医師の集合知と言うことをテーマに、日本での新しい動きや今後の可能性について探ってみたい。」(特集巻頭言)

当方コメントは、特集の中の「医学・医療に関するWikiの海外事情」と題するコーナーに掲載されています。よろしくご一読下さい。

三宅 啓  INITIATIVE INC.

Health2.0的思考(3)

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今朝、ドミトリー・クルーグリャクのブログで「私のパネルは『医療ソーシャルメディアの状況』と題されたもので、いかにまだ我々がそのゲームの初期段階にあるかを示すものでもあった。」と書かれたエントリーに目が止まった。先日開催された「へルスケア・アンバウンド」コンファレンスにおけるHealth2.0関連セッションの感想が記されていた。 続きを読む

Health2.0的思考(2)

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以前のエントリー「敬遠されるエスタブリッシュメント系医療情報サイト」で、患者・生活者は政府や製薬メーカーが主催する医療情報サイトよりも、むしろ個人体験が記された個人サイトのほうを好むという英国の調査結果を紹介した。

今日、米国の医療ブログ”HealthcareVox”でこの話題が再び取り上げられていた。「われわれは、本当に患者が求める情報を提供する用意ができているだろうか?」と題されたこのエントリーには、この春、英国BBCで報道された上記の患者選好調査結果に触れながら、七月号の米国「Marie Claire」誌に掲載された記事の紹介がある。 続きを読む

Google Health予想をめぐる議論

先月、Vince Kuraitisがブログで展開したGoogle Health予想を紹介したが、その後、米国でこの予想をめぐる議論が巻き起こっている。議論は概ね次の二点に集中しているようだ。

1)私は、Google Healthの次世代PHR(Personal Health Records)を信じて、自分の個人医療情報を預けるべきだろうか?
2)Google Healthは本当に医療プレイヤーに採用され個人医療情報を共有することが出来るのだろうか?。なぜ、他のプレイヤーはGoogleと個人医療情報を共有しようとするのか、もしくは共有すべきなのか?。 続きを読む