医療問題に取り組むマイケル・ムーア監督の映画「シッコ」

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5月19日、第60回カンヌ国際映画祭で米のマイケル・ムーア監督の最新作『シッコ』が特別招待上映された。「ボウリング・フォー・コロンバイン」、「華氏911」と過激な話題作を提供してきたムーア監督だが、今回の作品「シッコ」は医療問題に切り込み、米国医療の現状を鋭く告発。

ただ、キューバ撮影をめぐって米国政府から法律違反の嫌疑をかけられ調査中。6月29日に予定されていた全米公開も危ぶまれている。最悪の場合、同監督の罰金刑か禁固刑もありうるとのことである。「シッコ」で批判されているのは米国の保険企業と製薬メーカーらしい。日本では8月公開。

年金から医療費を捻出?

今朝(5月19日)朝日新聞朝刊「ウォッチ」というコラムで「『膨らむ医療費を賄うため、場合によっては年金の財源に手をつけても・・・・』。医師達の代表がそんな考え方をしていると知ったら、あなたはどう思うだろうか。」という記事があった。 続きを読む

診療報酬の匙加減という弥縫策

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今朝の日経一面トップには「開業医の初診・再診料下げ」という見出しが躍っていた。来年度から開業医の診療報酬を下げ、医師の開業医シフトを抑制することをはじめ、厚労省は診療報酬を上げ下げして医療現場の諸問題を解決しようとしているようだ。 続きを読む

闘病記からPGM(患者生成メディア:Patient Generated Media)へ

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PGM (患者生成メディア:Patient Generated Media)
これまでこのブログでは闘病記の考察から始め、さらに広く医療IT化やWeb医療サービス、そして医療制度とその改革の問題までを論考してきた。闘病記は、以前の書籍版闘病記が近年ウェブ闘病記へと進化し、さらに日記形式という闘病記の原型を超えて、「闘病サイト」とでも言うべき情報拠点に変わってきていることを確認した。 続きを読む