医療ゲームの可能性

changemakers

先週シアトルで医療者、研究者、ゲーム開発者が集まり、「医療ゲーム」の可能性を探るコンファレンスが開催された。

このコンファレンスは、医療と健康の改善をめざす社会事業財団RWJF(Robert Wood Johnson Foundation)が後援するオープンソース・ソーシャル・ソリューション組織”Changemakers”が主催したもの。 続きを読む

医療Webの貧困

authoritarian

TOBYO開発の背景には、これまでの日本の医療関連Webに対する当方の失望感がたしかにある。これはこのブログでもたびたび指摘してきたが、たとえば医療機関のサイトなど、「院長あいさつ」などに代表される無意味なコンテンツが目に付き、生活者や闘病者のために役立つ情報は少ない。情報経路はワンウェイであり、コミュニケーションを創り出そうという気配は微塵もない。 続きを読む

TOBYOの背景

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日本全国「夏休みモード」に入ろうというこの週末だが、この酷暑厳しき折、TOBYOアルファ版リリースへ向け、スタッフの作業は続いている。なんとか今月中のアルファ版リリースまでもって行きたい。このブログでも、これからTOBYO自体についてのエントリーを、徐々に増やして行くことになるだろう。 続きを読む

慢性疾患のマーケティング

healthmiles

新健康診断

来年から新健康診断が開始され、40歳-74歳のすべての国民は、毎年、義務的にこれを受診することになる。このブログではこの問題を何回か取り上げてきたが、国家が「義務としての健康」を生活者に課すというような「国民運動」的発想が、何か根本的に間違っているのではないかと思えるのである。いや発想が間違っているのみならず、その実効性もきわめて疑わしいのだ。そもそも、このような発想と運動論で、実際に生活者国民が果たして動くものだろうか? 続きを読む