今度こそ本当に登場するのか? Google Health

GoogleHealthLogin

昨日あたりから、ブロゴスフィアでは「Google Health」の話題があちこちで取り上げられている。これは「Google Health」のログインページが、突然、何の前触れもなく公開されたからである。

(付記: その後、このログインページは削除された)

だが、このページからログインしてみてもできないし、ページの「Take a quick tour」をクリックしても「404エラー」が表示されるだけ。ではこの「ログインページ」公開は、一体何のためなのだ?。うーむ、わからん。だが、このページには「Google Healthを使ってこんなことが出来ますよ」という案内が付されている。 続きを読む

医療分野で伸びる、生活者のソーシャルメディア利用

icrossing

インターネットで医療情報を調べたりアクセスしたりしている人のうち、34%がソーシャルメディア(Wiki、ブログ、SNS、動画共有等)を利用していることが、今月、インターネット・マーケティング会社であるiCrossing社から発表された調査結果でわかった。iCrossing社ではここ二年ばかり、金融、旅行、ショッピングなど、生活者のネット検索行動を調査してきたが、今回は医療情報に関する検索行動が調査テーマになった。

調査結果によれば、ソーシャルメディアを利用する際、生活者は「意志決定モード」の状態にあるとのことである。これは生活者が医師、医療機関、治療方法など医療を選択する時に、それぞれのコストや評判に関する情報を求めてソーシャルサイトを訪れることを示している。これらのニーズに対応するソーシャルサイトとしては、まずユーザーが医師や医療機関を格付けするようなレーティングサイトが想起される。 続きを読む

医療政策マップ:HEALTHCARE’08

Healthcare08

大統領選挙予備選が米国各地で始まったが、医療改革が大きな争点の一つとなっている。ブロゴスフィアでも各候補者の医療政策を論じるエントリーが増えてきているが、これらの議論の土台となるマテリアルとして「HEALTHCARE’08」という政策マップが公開された。これは医療情報提供サービス・サイト「HealthCentral.com」が制作したもので、非常にシンプルながら良くできている。 続きを読む

来春Health2.0コンファレンスのアジェンダ決定


(上のビデオクリップは前回Health2.0コンファレンスで上映されたHealthcare.comのもの)
今年2007年は何といっても、「最初のHealth2.0コンファレンスが開催された年」として銘記されるべきだろう。2004年前後からブレイクし始めたweb2.0に触発され、医療改革まで視野に入れた新しいムーブメントとして、Health2.0がその姿を現したのが今年2007年であった。そして、早くも次回コンファレンスが来春3月3日-4日の両日、ウェスティング・サンディエゴ・ホテルで開催されることが発表された。
続きを読む

オープンソースPHRの”Indivo”がDOSSIAコンソーシアムに採用決定

Indivo

昨年、インテル、ウォルマート、ブリティッシュ・ペトロリアムなど、欧米巨大企業がPHR共通プラットフォームを作るために大挙結集したコンソーシアム”DOSSIA”。しかし、この夏にはシステム開発をめぐって、コンソーシアムと開発委託先であるOmnimedixとの間に訴訟が持ち上がり、その行く手には暗雲が立ち込めたのである。

その後、DOSSIAコンソーシアムはOmnimedixとの関係を清算し、新たな開発パートナーを探していたのだが、去る9月17日、ボストン本拠のCHIP(the Children’s Hospital Informatics Program)とパートナー契約を結ぶことを発表した。CHIPはハーバードメディカルスクールが運営するボストン子供病院における調査研究プロジェクトであるが、90年代半ばより患者中心PHRの研究を進め、“Indivo”と呼ばれるオープンソースのPCHR(Personally Contorolled Health Record)システムを開発している。今回のパートナー契約によりDOSSIAコンソーシアムは、そのPHRシステムのコアに”Indivo”システムを採用することになったわけである。 続きを読む