昨日あたりから、ブロゴスフィアでは「Google Health」の話題があちこちで取り上げられている。これは「Google Health」のログインページが、突然、何の前触れもなく公開されたからである。
(付記: その後、このログインページは削除された)
だが、このページからログインしてみてもできないし、ページの「Take a quick tour」をクリックしても「404エラー」が表示されるだけ。ではこの「ログインページ」公開は、一体何のためなのだ?。うーむ、わからん。だが、このページには「Google Healthを使ってこんなことが出来ますよ」という案内が付されている。
- あなたのオンライン・ヘルス・プロフィールを作成する
- 医療記録をあなたの医師、薬剤師の元からダウンロードする
- カスタマイズされたヘルス関連の情報やガイダンスを受け取る
- 資格を持った医師を探し、予約などの時間を節約するサービスに接続する
- 必要な情報を家族やケア担当者と共有する
(TechCrunchJapanより)
これらの記述を見てもまだ詳しいところははっきりしないが、どうやら一応「凡庸なるPHR」の体裁は用意されていることがわかった。アダム・ボスワース氏退陣の後を受けて、その後「Google Health」がいかなる進化を見せているか、あるいはいないか、興味深いところだ。しかし、今度こそ本当に登場するのだろうか?。過去のいきさつから見れば、にわかに信じ難いのだが、今回はログインページ公開までしているのだから、案外Googleも本気でリリースするのかも。
これが登場すれば、PHR市場競争はにわかに激化するだろう。だがPHR市場が、成長期へ向けテイクオフするためには良い材料だと思う。
三宅 啓 INITIATIVE INC.