一昨日(2月10日)の日経朝刊に、「乳がん患者、起業に動く。米国、闘病の経験、医療に生かせ」との記事が掲載されていた。
闘病生活の悩みから得たアイデアをきっかけに起業する乳がん患者の姿が米国で注目を集めている。「医療費を把握しやすいように」と開発したシステムや、着心地を改善した医療用衣類は「経験者ならでは」の工夫が施され好評だ。罹患率は日本の3倍以上の8人に1人。胸中は「不安を共有する別の患者に役立ちたい」という思いがにじむ。
(日経,08年2月10日) 続きを読む
一昨日(2月10日)の日経朝刊に、「乳がん患者、起業に動く。米国、闘病の経験、医療に生かせ」との記事が掲載されていた。
闘病生活の悩みから得たアイデアをきっかけに起業する乳がん患者の姿が米国で注目を集めている。「医療費を把握しやすいように」と開発したシステムや、着心地を改善した医療用衣類は「経験者ならでは」の工夫が施され好評だ。罹患率は日本の3倍以上の8人に1人。胸中は「不安を共有する別の患者に役立ちたい」という思いがにじむ。
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オーストラリアのスタートアップ企業からPHR(Personal Health Record)のニューフェースがローンチされた。「miVitals」は「健康とライフスタイルを記録するためのセキュアなオンライン・ストレージ・システム」と自らを定義している。「たいていの人は、自分の健康管理に従事するおよそ5人のプロフェッショナルを持っている。それはかかりつけ医、歯科医、眼科医、専門医、薬剤師などである」と説くmiVitalsは、生活者とこれら複数の医療プロフェッショナルが個人健康情報を共有するオンライン・ストレージになることを目指している。最初これら説明を読むと、「PHR」という言葉が全く出てこないので、今までにない新しいサービスであるかのように錯覚するが、その中身がやはりPHRであることに違いはない。 続きを読む
2月4日、製薬業界のニュースサイト「WORLD PHARMA NEWS」が新たにdiggスタイルのニュース・アグリゲーション・サイトをローンチした。今年は、Web2.0が企業などビジネスユースに浸透していくとの予測もある。ニュース・アグリゲーターは今さら目新しいものではないが、このケースのように、単に特定業界に特化しただけで相応の利用価値を生み出す可能性もまだ残っている。
昨日取り上げたNLMのツールバーもそうだが、既存の2.0ツールであっても、その対象を特化限定することによってニッチなニーズを捉える事が出来る。だが、問題もある。利用者を限定した場合、母集団が縮小されることによって、利用できる集合知の幅と深度が狭く浅くなってしまう。ニュース・アグリゲーション・サービスの場合、採集されるニュースとそれにたいする投票やコメントの数量が、母集団の縮小に比例して少なくなる可能性が強い。あくまで集合知パワーの前提は量的スケールであり、また一方では量的スケールが質的レベルを支えるという構造があるはずだ。この問題をどう解決するかが問われるだろう。
ちなみにこの「WORLD PHARMA NEWS」では「Pligg」というオープンソースのCMSが利用されている。
三宅 啓 INITIATIVE INC.
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昨日(1月25日)、メイヨークリニックとマイクロソフト社は「コンシューマー向けオンライン医療管理ツール」の共同開発へ向けた戦略的合意に達したと発表した。これはマイクロソフト社のHealthVaultをプラットフォームとして、メイヨークリニックが独自PHRを開発することを意味するが、全米のみならず世界的なトップブランド先進医療機関であるメイヨークリニックのHealthVault参加は、PHR市場の今後の動向に大きな影響を与えることになるだろう。 続きを読む