医療のソーシャルニュースサイト: healthranker

healthranker

healthrankerは、医療ニュース専門ということ以外、何の変哲もないソーシャルニュースサイト。だが、これに類するシンプルな2.0ツールが日本の医療分野では皆無なのも、なんだかさびしい気がする。日本で医療分野のウェブサービスと言うと、いまだに病院・診療所案内サービスが多く、このようなシンプルなツールがほとんど登場してこない。 続きを読む

医師SNS “Ozmosis”

ozmosis

医師SNSの世界はSermoの独走状態が続いている。「打倒Sermo」の旗頭と目されるような、有望なコンペティターの姿は依然として見えない。”Ozmosis“は昨年からベータ版が公開されていたような記憶があるのだが、その後、さしたる話題もなく苦戦しているようだ。

とにかくトップブランドの”Sermo”に対して、競争対抗ドメインを創造しなければならないのだが、現状のサービス・ラインナップを見る限り”Sermo”を脅かす陣形にはなっていない。また、「市場のリーダー」になるよりも「卓越した二番手」を目指す道もあるはずなのだが、そのような気配もない。 続きを読む

Healiaが患者SNSへ進出: Healia Communities

HealiaCommunities

Healiaといえば、先駆的な医療バーティカル検索エンジンとして注目されてきたのだが、なんと今回、患者SNSへ進出したというニュースが伝わってきた。

患者SNS”Healia Communities”は、三つの基本機能を提供している。

  • あなたの患者体験を他の人と共有する
  • あなたに似た人と連絡を取る
  • 医療専門家に質問する 続きを読む

ウェブ上の闘病体験リソースを可視化する

TOBYOProfile

TOBYOベータ版の概要は以前のエントリでもお伝えしてあるが、そのメインとなる検索機能がほぼ完成した。さっそくテストにかかるが、まず当面は検索対象範囲を限定してテストすることになる。具体的には対象病名を限定するわけだが、その後、徐々に対象病名を増やしていきたい。

以前のエントリでも述べたとおり、「TOBYOレファレンス」におかれるこの検索機能は「TOBYO事典」と名付けられ、ウェブ上に多数存在する闘病サイトだけを検索対象とするバーティカル検索機能である。検索対象が闘病サイトだけであり、ユーザーは闘病者が実際に体験した事実だけを、簡単に抽出することができる。つまり、必要な情報を探すために、闘病記にまとめられた膨大な情報すべてを逐次に読み進む必要がないので、ユーザーは最短で必要な情報に到達することができる。 続きを読む

Health2.0、次回コンファレンス決定

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今月3日、4日、サンディエゴで開催されたHealth2.0春季コンファレンスだが、早くも次の秋季コンファレンス開催が発表された。次回は10月21日から23日までの三日間、サンフランシスコで開催される。昨年の初回コンファレンスよりも規模はかなりスケールアップされるようだ。

テーマはまだはっきりしないが、次回は春のような絞り込みはせずに、「Web2.0テクノロジーと医療」というような一般的なものになるらしい。ムーブメントとしてのHealth2.0は、いまだ初期段階にあるとの認識が一般的だが、そろそろシンボル的な成功事例が出てきてほしいものである。たしかにSermoなどの成功事例は出てきてはいるのだが、どちらかと言えば小粒感は否めない。ただ、PHRではGoogle Health、Health Vault、DOSSIAと大物が出そろったので、これらに連動するようなサービスが登場すればおもしろい。 続きを読む