三宅 啓 の紹介

株式会社イニシアティブ 代表 ネット上のすべての闘病体験を可視化し検索可能にすることをめざしています。

西日本新聞「医療健康」欄がTOBYO紹介

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3月3日付け西日本新聞朝刊「医療健康」欄でTOBYOが紹介された。「医療現場、インターネットが変える」との見出しのもとに、ブログで闘病記を綴る闘病者の実例を取り上げ、患者交流促進の可能性を指摘している。一方では「医師への中傷、怪情報」への注意も促しながらも、インターネットの普及が医療現場にさまざまな変化をもたらしつつある現実を、一歩踏み込んで、患者の現場から認識していこうという前向きな姿勢が記事から伝わってくる。このような記事で、TOBYOを取り上げてもらったことを感謝したい。
ありがとうございました。

なお、この記事は西日本新聞のウェブサイトでも掲出されている。

三宅 啓  INITIATIVE INC.

TOBYO: 闘病記、医療情報の登録・保存

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昨日のエントリで、「みんなでウェブ上の有益な闘病情報を探し、保存し、共有する」ということを書いた。これは何も特別なことではなく、闘病者が日常的にインターネットでおこなっている病気や病院の情報を探すような情報活動を、孤立してではなく、みんなで協働しておこなっていくことをイメージしている。そして、そのためのツールとしてTOBYOを使っていただければ、と考えている。だが、「みんなで」とは言うものの、やはり個人としての闘病者の活動が基本となる。まず、闘病者自身のために情報を探し、調べ、整理する。次にそのことの結果をみんなで共有する、という順序になるだろう。 続きを読む

TOBYOで闘病情報(闘病記&医療情報)を集めよう

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TOBYO(闘病)は現在アルファ版を公開し、さまざまなテストと修正をおこなっている。TOBYO(闘病)では、ユーザーの闘病情報活動を三つのシーン「闘病記を探す、闘病情報を調べる、闘病情報を整理する」に分解し、それぞれ「図書室、レファレンス、Myデスク」という場所のメタファーでコーナーを作ってみた。われわれが目指しているのは、これら三つのコーナーにある機能がそれぞれ有機的に結びついて、闘病者の情報活動にお役立ちすることである。 続きを読む

Google Health 対 Health Vault

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先週、Google Healthが正式に発表され、これで「PHR三大プラットフォーム」が出そろったことになる。Google Healthについてその後、次の諸点が明らかになっている。

・広告は掲載しない
・米国以外の海外市場への進出予定は、今のところない
・パトートナー団体が続々決定

Google Healthのビジネスモデルは、今のところまったく視界不良だ。昨秋の段階では、マリッサ・メイヤーVPが一部有料化まで示唆していたが、この可能性はもともと低かった。次に広告モデルであるが、プライバシー団体からPHRに対し「プライバシー&セキュリティ」追及の動きがあり、これを刺激するような広告モデル採用は得策でないと判断したようだ。また、海外市場展開であるが、これについてエリック・シュミットCEOは「他の海外市場は国営医療制度が多く、規制障壁が高い」と述べ、当面、米国以外の展開を否定している。またパートナー企業だが、リテールクリニック、医療機関、保険会社、医療支援団体、検査ラボなどが続々と決定しているようだ。 続きを読む

医療ビデオ共有サービス: ICYou


YouTubeの医療映像コンテンツの問題を考えている内に、以前紹介したことがある「医療専門のYouTube」とも呼ぶべき「ICYou」を久しぶりに訪問してみた。半年ぶりに見るICYouは、収録コンテンツ数も増えて、しっかりと実績を積んできているように見えた。上のプロモーションビデオ「What is ICYou」を見ればサービス概要をつかめるだろう。 続きを読む