医師SNSの「Ozmosis」と医療ビデオ共有サイトの「The Doctor’s Channel」が業務提携を発表した。Ozmosisに関しては以前のエントリで取り上げたが、The Doctor’s Channelの方は、”Intercnet TV for Doctors”をキャッチフレーズとする「医師向け教育的YouTube」みたいなサービスである。 続きを読む
作成者アーカイブ: 三宅 啓
破壊的イノベーションとしてのPHR
先週紹介したNEJM誌の論文「医療情報経済の構造的転換」だが、米国ではかなり大きな反響を呼んでいる。まず、New York Timesが「医療情報保管への懸念」という記事で、早速NEJM誌論文を取り上げている。だがこの記事は、論文のある一面のみをかなり誇張したような論調になっており、そのことが各方面、特にブロゴスフィアから批判されている。 続きを読む
医療現場のイノベーションを共有する”Innovations Exchange”
米国の政府機関であるAHRQ(医療研究品質調査機構)が先月、新しいウェブサイトをローンチしたのだが、これがなかなか面白い。サイトネームを「ヘルスケア・イノベーション・エクスチェンジ」といい、医療品質を高めるために医療現場で成功した事例を広く集め、医療者や保険会社など医療関係者で共有しようという試みである。 続きを読む
医療情報経済
NEJM(The New England Journal of Medicine)誌に、「医療情報経済の構造的転換」(ケネス・D・マンドル、アイザック・S・コハネ)と題する注目すべき論文が掲載された。まず「医療情報経済」(Health Information Economy)という言葉が新しい。だが、この言葉をGoogleで検索してみると、検索結果トップに「東京大学大学院 医療情報経済学・保健医療情報学」が表示される。アカデミズムでは、すでに確立した研究分野であるようだ。
それはともかくとして、今回発表された論文で、注目される部分をいくつか抜粋してみる。 続きを読む
セマンティック検索エンジン”hakia”が医療バーティカル検索に対応
検索ワードの意味を解釈するセマンティック検索エンジンとして注目されているhakiaだが、昨日、医療分野のバーティカル検索に対応したと発表した。これにより、特に信頼性が求められる医療情報検索において、ユーザーは信頼できる情報ソースだけから求める情報を探し出すことができる。
hakiaはこの医療バーティカル検索のために情報ソースを限定しているが、Googleなど他の検索エンジンとの違いを、以下のように説明している
- 信頼性:
hakiaは信頼性を決定するために、米国医学図書館協会「品質の良い医療ウェブサイト」のリストを使用している。これらは検索結果ページのトップに、はっきりとマークされ表示される。 - 新鮮さ:
hakiaの検索結果トップには、最新のニュースがリストされる - 妥当性:
hakiaはセマンティック技術によって、良質の検索結果を提供することを約束する 続きを読む