2008/03

ペーパーレス医療

2008/03/01 土曜日 - 11:27:18 by 三宅 啓


EHRベンダーであるAllscripts社が、医療現場へのIT導入によるペーパーレス化促進キャンペーンの一環として、プロモーション・ビデオ「Paperfree Healthcare」をYouTubeにアップした。シンプルなメッセージ訴求型ビデオとして秀逸の出来映えである。医療現場の壁、事務機器などに多数貼りつけられたショートメッセージは、思わず読んでしまうため、オーディエンスのアテンションが散漫に分散することもない。

ところで、このようなビデオを制作しなければならないということは、米国医療界にも、依然として牢固たる「紙頼み」文化が存在していることを逆に示している。日本でも、医師ブログなどで「電子カルテ・アレルギー症候群」とも言うべき症例を散見するが、これはいったい何なんだろう?。「紙頼み」文化から脱出するためには、何が必要なのだろうか?。

医療ビデオ共有サービス: ICYou

2008/03/02 日曜日 - 14:10:20 by 三宅 啓


YouTubeの医療映像コンテンツの問題を考えている内に、以前紹介したことがある「医療専門のYouTube」とも呼ぶべき「ICYou」を久しぶりに訪問してみた。半年ぶりに見るICYouは、収録コンテンツ数も増えて、しっかりと実績を積んできているように見えた。上のプロモーションビデオ「What is ICYou」を見ればサービス概要をつかめるだろう。 »もっと読む・・・ »

Google Health 対 Health Vault

2008/03/03 月曜日 - 17:59:20 by 三宅 啓

GoogleHealth080303

先週、Google Healthが正式に発表され、これで「PHR三大プラットフォーム」が出そろったことになる。Google Healthについてその後、次の諸点が明らかになっている。

・広告は掲載しない
・米国以外の海外市場への進出予定は、今のところない
・パトートナー団体が続々決定

Google Healthのビジネスモデルは、今のところまったく視界不良だ。昨秋の段階では、マリッサ・メイヤーVPが一部有料化まで示唆していたが、この可能性はもともと低かった。次に広告モデルであるが、プライバシー団体からPHRに対し「プライバシー&セキュリティ」追及の動きがあり、これを刺激するような広告モデル採用は得策でないと判断したようだ。また、海外市場展開であるが、これについてエリック・シュミットCEOは「他の海外市場は国営医療制度が多く、規制障壁が高い」と述べ、当面、米国以外の展開を否定している。またパートナー企業だが、リテールクリニック、医療機関、保険会社、医療支援団体、検査ラボなどが続々と決定しているようだ。 »もっと読む・・・ »

TOBYOで闘病情報(闘病記&医療情報)を集めよう

2008/03/04 火曜日 - 13:00:51 by 三宅 啓

TOBYO_Circle2

TOBYO(闘病)は現在アルファ版を公開し、さまざまなテストと修正をおこなっている。TOBYO(闘病)では、ユーザーの闘病情報活動を三つのシーン「闘病記を探す、闘病情報を調べる、闘病情報を整理する」に分解し、それぞれ「図書室、レファレンス、Myデスク」という場所のメタファーでコーナーを作ってみた。われわれが目指しているのは、これら三つのコーナーにある機能がそれぞれ有機的に結びついて、闘病者の情報活動にお役立ちすることである。 »もっと読む・・・ »

TOBYO: 闘病記、医療情報の登録・保存

2008/03/05 水曜日 - 14:44:29 by 三宅 啓

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昨日のエントリで、「みんなでウェブ上の有益な闘病情報を探し、保存し、共有する」ということを書いた。これは何も特別なことではなく、闘病者が日常的にインターネットでおこなっている病気や病院の情報を探すような情報活動を、孤立してではなく、みんなで協働しておこなっていくことをイメージしている。そして、そのためのツールとしてTOBYOを使っていただければ、と考えている。だが、「みんなで」とは言うものの、やはり個人としての闘病者の活動が基本となる。まず、闘病者自身のために情報を探し、調べ、整理する。次にそのことの結果をみんなで共有する、という順序になるだろう。 »もっと読む・・・ »

西日本新聞「医療健康」欄がTOBYO紹介

2008/03/06 木曜日 - 10:48:55 by 三宅 啓

NishiNihonShimbun

3月3日付け西日本新聞朝刊「医療健康」欄でTOBYOが紹介された。「医療現場、インターネットが変える」との見出しのもとに、ブログで闘病記を綴る闘病者の実例を取り上げ、患者交流促進の可能性を指摘している。一方では「医師への中傷、怪情報」への注意も促しながらも、インターネットの普及が医療現場にさまざまな変化をもたらしつつある現実を、一歩踏み込んで、患者の現場から認識していこうという前向きな姿勢が記事から伝わってくる。このような記事で、TOBYOを取り上げてもらったことを感謝したい。
ありがとうございました。

なお、この記事は西日本新聞のウェブサイトでも掲出されている。

三宅 啓  INITIATIVE INC.

Google Health: エリック・シュミットCEOのプレゼンテーション

2008/03/07 金曜日 - 16:24:24 by 三宅 啓


先週、GoogleのCEOエリック・シュミット氏がHIMSSに登場し、「Google Health」を公式発表し大きな話題になったが、そのプレゼンテーションの公式ビデオがGoogleからYouTubeにアップされた。

プレゼンの冒頭、「なぜ、われわれGoogleはここにいるのか?」とHIMSSの大勢のオーディエンスを前にして、エリック・シュミット氏は尋ねている。おそらくシュミット氏にとって、医療関係コンファレンスに登場するのは初めての経験だったのだろう。普段とは違う、緊張したような雰囲気さえ時折感じられるのだが、徐々にフランクな語りぶりを取り戻し、非常にわかりやすい説明をしているのはさすがである。 »もっと読む・・・ »

LifePaletteアルファ版

2008/03/08 土曜日 - 21:43:38 by 三宅 啓

LifePalette

新しいウェブ医療サービスが誕生した。LifePalette。トップページには「全く新しい患者サイト」との文言があるが、このLifePaletteは闘病記ホスティングを軸とする闘病者体験共有サービスであるようだ。

まずは、アルファ版ローンチ、おめでとうございます。
今後のご発展と大きな成果を収められることを祈念いたします。 »もっと読む・・・ »

闘病記とプライバシー

2008/03/09 日曜日 - 22:26:11 by 三宅 啓

Health2.0Booklet

先週、サンディエゴで開催されたHealth2.0の春季コンファレンスは、350社の企業をはじめ消費者代表や研究機関を集め、昨秋コンファレンスに続いて盛り上がりを見せたようだ。多数のコンファレンス・レビューがブロゴスフィアにアップされているが、ここのところ当方はTOBYOの闘病記採録にかかりっきりだったので、これから徐々に目を通していくつもりだ。上の写真は、そのコンファレンスでScott Danielsonという映画制作者が発表したブックレットの一部。 »もっと読む・・・ »

Medicine2.0

2008/03/10 月曜日 - 17:03:42 by 三宅 啓

Medicine2.0Health2.0の春季コンファレンスが終わったと思ったら、今度はトロントで9月、「Medicine2.0」コンファレンス開催が発表された。コンファレンスの公式サイトもローンチされた。しかし、Medicine2.0って、Health2.0とどう違うのか?。紛らわしいではないかと、誰もが思うはずだ。せっかくムーブメントとして盛り上がり始めたHealth2.0に、水を差すようなまねはやめてもらいたいとも思う。それに「Medicine2.0」と言えば、ハンガリーの医学生Bertalan Mesko’氏がブログ「ScienceRoll」で、昨年あたりから言い始めたのではなかったか?。 »もっと読む・・・ »