医薬品副作用検索を簡単に:DoubleCheckMD

doublecheckmd_s.png

生活者向けの医薬品情報提供サービスは、これまでにいくつか登場している。中にはかなり網羅的なDBもあるが、生活者から見て使いやすさという点ではいま一つであった。この点を洞察した結果、自然言語検索や症状からの検索など、新しいアプローチから開発されたDoubleCheckMDがベータ版で登場した。 続きを読む

Health2.0ビジネスモデルの基本課題

health2.0Image_s

先月サンフランシスコで開催されたHealth2.0コンファレンスでは、スタートアップ企業を中心に25の新たなサービスがデモンストレーションされた。だがこれら新しいサービス群は、果たしてビジネスとして存続可能なのであろうか?。Health2.0コンファレンスにおいても、さまざまな形でHealth2.0のビジネスモデルについて議論が行われた。

コンファレンス後もHealth2.0ビジネスモデルをめぐる議論は、ブロゴスフィアで続けられている。これらを見ると、それらのほとんがWeb2.0ビジネスモデル議論をそのまま引き継いだかのような印象を受ける。ある意味でこれは仕方のないことだと思う。だが、医療固有の条件にともなう問題もいくつか提起されている。 続きを読む

PHRの全米啓蒙キャンペーン

myphr

PHRの啓蒙に取り組むAHIMA(アメリカ医療情報協会)は、PHRの社会的認知促進のための全米キャンペーンを開始する。すでにAHIMAは無料PHRサイト「MyPHR」を設置し、基本から平易にPHRの機能や利用価値が習得でき、実際にPHRを試してみる環境を提供している。

「このキャンペーンは、アメリカにおける患者中心医療と、実際に個人医療情報にアクセスし利用することを学ぶために、われわれのうち多数が前進していく必要があることを伝えるものだ」。(AHIMAのCEOリンダ・クロス氏,Digital Healthcare & Productivity.com,Oct 16,2007) 続きを読む

生きていたGoogle Health

marissamayer

一昨日、「こ~いち」さんからコメントをいただき教えてもらったのだが、サンフランシスコで今月17日-19日開催されているWeb2.0サミットでGoogleの「検索製品および利便性の向上担当副社長」であるマリッサ・メイヤー氏(写真)が、GoogleHealthの2008年初め起動を発表した。こーいちさん、ありがとうございました。 続きを読む

Health2.0ブロードビジョン:ノート3

aaa_s

二回に分けて、ブライアン・クレッパー氏とジェーン・サラソーン・カーン氏による「Health 2.0ブロードビジョン」をご紹介したが、まだ翻訳が十分にこなれていないので今後改善していきたい。

このブロードビジョンが発表されたことは、Health2.0ムーブメントにとって非常に大きな意味を持つだろう。なぜならこのブロードビジョンによって、Health2.0が医療全体を視野に収める「改革ムーブメント」であることが一層明確になったからである。Web2.0を出自とするHealth2.0ではあるが、両者の間に際立った差異があるとすれば、それは「明確な制度改革への意志」の有無ということになるだろうか。 続きを読む