PHRの全米啓蒙キャンペーン

myphr

PHRの啓蒙に取り組むAHIMA(アメリカ医療情報協会)は、PHRの社会的認知促進のための全米キャンペーンを開始する。すでにAHIMAは無料PHRサイト「MyPHR」を設置し、基本から平易にPHRの機能や利用価値が習得でき、実際にPHRを試してみる環境を提供している。

「このキャンペーンは、アメリカにおける患者中心医療と、実際に個人医療情報にアクセスし利用することを学ぶために、われわれのうち多数が前進していく必要があることを伝えるものだ」。(AHIMAのCEOリンダ・クロス氏,Digital Healthcare & Productivity.com,Oct 16,2007) 続きを読む

慢性疾患患者のウェブ医療情報利用実態

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今週月曜日、ウェブと医療に関するユニークな調査実績のあるThe Pew Internet and American Life Projectは、調査報告書「身体障害あるいは慢性疾患をもったe患者」(E-patients With a Disability or Chronic Disease)を発表した。

それによれば、成人で慢性疾患や身体障害を持つ患者は、50才代以上に比較的多く、一般的にウェブ医療情報利用は健康成人よりも少ない。しかし、一度ウェブ医療情報を利用した慢性疾患患者・身体障害者は、調査機関いわく「熱心な医療消費者」となる傾向が強いそうだ。 続きを読む

イタリア発Health2.0: MyOpenCare

myopencare

MyOpenCareはイタリアで開発された英語ベースの患者体験共有サービス。まだ本格稼働には至っていないようだが、「Share Health Contents」とブランド・ステートメントに表示されているように、患者UGC(User Generated Contents)のプラットフォームを提供する。 続きを読む

患者と医師を結ぶウェブ疼痛日記:ReliefInsite.com

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「痛み」は患者の日常生活に非常に大きなインパクトを持つ。仕事をはじめ、普通の日常生活の営みを阻害するものが「痛み」であり、闘病者(患者とその家族)にとって「痛み」をどう管理するかは、闘病生活の最も大きな課題の一つである。

ReliefInsite.comは、はやく言えばウェブ版患者ペイン・ダイアリー(疼痛日記)である。患者はカレンダー形式の日記で、毎日経験した痛みを記録していく。「疼痛日記」という入りやすい入口から、ひとりでに無理なく疼痛管理を患者がしていけるような、そんなツールがReliefInsite.comなのである。 続きを読む

Health Vault Video


とうとう登場した本格派PHR”Health Vault”。やはりかなりの反響。早速、ウェブにいくつかビデオがアップされている。まずはマイクロソフトのビデオを見てみよう。Health Vaultを指揮したマイクロソフト医療ソリューショングループの統括VPPeter Neupert氏が登場している。女性は患者プライバシー団体”Patient Privacy Rights”ボード・ディレクターを務めるDeborah C. Peel医師。マイクロソフトがHealthVaultをリリースするにあたり、いかに消費者プライバシーに気をつかっているかがわかる。