Health2.0ブロードビジョン:ノート3

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二回に分けて、ブライアン・クレッパー氏とジェーン・サラソーン・カーン氏による「Health 2.0ブロードビジョン」をご紹介したが、まだ翻訳が十分にこなれていないので今後改善していきたい。

このブロードビジョンが発表されたことは、Health2.0ムーブメントにとって非常に大きな意味を持つだろう。なぜならこのブロードビジョンによって、Health2.0が医療全体を視野に収める「改革ムーブメント」であることが一層明確になったからである。Web2.0を出自とするHealth2.0ではあるが、両者の間に際立った差異があるとすれば、それは「明確な制度改革への意志」の有無ということになるだろうか。 続きを読む

Health 2.0ブロードビジョン:ノート2

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昨日のエントリーに続き、 ブライアン・クレッパー氏とジェーン・サラソーン・カーン氏による「Health 2.0ブロードビジョン」の残りをご紹介する。

(前承)

では最初の分析結果「リスクを持つ患者の識別」。これらは、慢性疾患を持つと識別された患者のことになるだろう。彼らはまた、発生異常や急性疾患を予測させる兆候をもった患者かもしれない。このプロセスの過程で識別された患者についての情報は、「ヘルス・マネジメント・ツール」のみならずEHRPHRへ転送されるだろう。それから患者たちは連絡を受け、ことによると診療を受けることになるかもしれない。
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Health2.0ブロード・ビジョン:ノート1

Health2.0_broadvision昨日のエントリーで紹介したブライアン・クレッパー氏とジェーン・サラソーン・カーン氏による”Broad Vision of Health2.0″だが、今後Health2.0を論じる際の基本マテリアルになるはずだ。その概要をノートしておきたい。 続きを読む

イタリア発Health2.0: MyOpenCare

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MyOpenCareはイタリアで開発された英語ベースの患者体験共有サービス。まだ本格稼働には至っていないようだが、「Share Health Contents」とブランド・ステートメントに表示されているように、患者UGC(User Generated Contents)のプラットフォームを提供する。 続きを読む

相当怪しい「医療2.0論」

海外ではHealth2.0に代表される新しいムーブメントが医療の分野で起動しつつあるが、日本ではそのような動きは今のところない。Health2.0関連の日本語の情報自体がまだ圧倒的に少ない。そんな中で、偶然、薬事日報ウェブサイトで「医療2.0≪医療とWEB2.0≫」という連載コラムが始まることを知り、期待して読んでみたが・・・・・。

師曰く、「期待は失望の母である」。 続きを読む