Healiaといえば、先駆的な医療バーティカル検索エンジンとして注目されてきたのだが、なんと今回、患者SNSへ進出したというニュースが伝わってきた。
患者SNS”Healia Communities”は、三つの基本機能を提供している。
- あなたの患者体験を他の人と共有する
- あなたに似た人と連絡を取る
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Healiaといえば、先駆的な医療バーティカル検索エンジンとして注目されてきたのだが、なんと今回、患者SNSへ進出したというニュースが伝わってきた。
患者SNS”Healia Communities”は、三つの基本機能を提供している。
土曜日のNew York Times紙面に、ハーベイ・ピッカーの死が報じられていた。そして奇しくも同日の医療関係ブロゴスフィアでは、なんとCMSによるHCAHPSの本格的運用が伝えられたのだ。「ハーベイ・ピッカーの死と、HCAHPSの起動がほぼ同時期に起きるなんて・・・。これはなんという偶然なのだろうか」。ある懐かしさに似た感情を抑えられず、このような感懐にひと時ひたったのである。とは言え、日本ではハーベイ・ピッカーの名も、HCAHPSという米国の国家医療プロジェクトの存在も、ほとんど全く知られていないのが現実かもしれない。 続きを読む
今月3日、4日、サンディエゴで開催されたHealth2.0春季コンファレンスだが、早くも次の秋季コンファレンス開催が発表された。次回は10月21日から23日までの三日間、サンフランシスコで開催される。昨年の初回コンファレンスよりも規模はかなりスケールアップされるようだ。
テーマはまだはっきりしないが、次回は春のような絞り込みはせずに、「Web2.0テクノロジーと医療」というような一般的なものになるらしい。ムーブメントとしてのHealth2.0は、いまだ初期段階にあるとの認識が一般的だが、そろそろシンボル的な成功事例が出てきてほしいものである。たしかにSermoなどの成功事例は出てきてはいるのだが、どちらかと言えば小粒感は否めない。ただ、PHRではGoogle Health、Health Vault、DOSSIAと大物が出そろったので、これらに連動するようなサービスが登場すればおもしろい。 続きを読む
ウォルマート、インテル、AT&Tなど巨大企業が参加するPHRコンソーシアムであるDOSSIAだが、先週、CTO(最高技術責任者)であるデイブ・ハモンド氏は、DOSSIAが今年中に稼働することを発表した。一昨年末の電撃的な発表と、その巨大企業からなる参加メンバーによって、DOSSIAはPHRの先端を行くプロジェクトとみなされてはいたのだが、開発を担当するベンチャー企業との紛争により当初計画は大幅に遅滞してしまった。
その後、開発主力部隊を全面的に変更し、ハーバード・メディカル・スクール系グループが開発していたオープンソースPHRである「Indivo」の採用に踏み切り、なんとか立て直しを図ってきた。だがマイクロソフトのHealthVaultやGoogleHealthなど、後発プロジェクトの後塵を拝する立場に立たされていることは否定できない。この三つのプロジェクトに共通するのは、三つとも非医療系プレイヤーが主体になっているところだろう。それゆえ医療機関の巻き込みと、数的優位をめぐる競争は熾烈を極めるものになる 続きを読む