Great American Health 2.0 Motorcycle Tour


米国家庭医学会の医療ITシニアアドバイザーを務めるDr.David Kibbeが、HONDAゴールドウイングにまたがり、全米のHealth2.0ピープルを訪問するという設定のビデオが公開された。制作は、昨年Health2.0コンファレンス冒頭を飾るオープニングビデオ「Health is….」で話題を呼んだSCRIBEMEDIA.org。Health2.0の「今」をシャープに捉えている。

Dr.David Kibbeのこのツアーはボストン、ニューヨーク、テネシーそしてシリコンバレーを経由し、各地のHealth2.0ピープルにインタービューしている。インタビュー相手は下記リストを参照。

TelaDoc, American Well, PatientsLikeMe, New York Times columnist Tara Parker-Pope,Hello Health , MinuteClinic,change:healthcare, Google Health, HealthlineMedHelp ,Kosmix

Health2.0という呼称に批判的なNYTコラムニストのタラ・パーカーなどのコメントもあるが、全体として、様々な関係者の多様な知見を結集しながら、Health2.0が実践的なムーブメントとして成長している雰囲気がビビッドに伝わってくる。必見のビデオである。

三宅 啓  INITIATIVE INC.

「Onlife×TOBYO」交歓ランチョン

Onlife×TOBYOリニューアルオープンしたOnlifeを開発された株式会社ヨセミテの津田社長、塚田副社長、高橋プロデューサー、秋田さんの皆さんが、本日、当方へご来訪。秋晴れのお昼時。新宿御苑横のレストランでランチをいただきながら交歓。(写真)

「パブリック」という問題意識をきちんと持った集団が、日本で新しい医療情報サービスにチャレンジしようとしている。単純にこのことが嬉しいし、素晴らしい。 続きを読む

治癒コミュニティのバーチャルワールド:HICO


昨年のHealth2.0コンファレンスで、重篤な病気の幼児を持つ家庭のためのオンラインコミュニティ「ソフィアズガーデン」プロジェクトが発表されたが、これは一年前のこのブログのエントリでも紹介した。  その後一年が経過したが、先月コンファレンスでようやくその概要が明らかになった。 続きを読む

患者コミュニティと治験コミュニティを繋ぐマーケットプレース: PrivateAccess

privateaccess

かつて医療情報と言えば、すぐに「プライバシー&セキュリティ」というクリシェ(決まり文句)を芸もなく繰り返す時代があった。人々がいた。あるいは「質の高い医療情報」などと、スコラ論議みたいな呪文を唱える輩もいた。もちろんプライバシーもセキュリティも大切だが、もしもこれらを過剰に重視するあまり情報が動かなくなってしまえば、かえって適切な医療を受けられなくなることになるだろう。円滑にフローし簡単にアクセスできなければ、どのような医療情報もその価値を発揮することはない。 続きを読む

リニューアルオープンしたOnlife

onlife

昨日「参加型医療の時代」というエントリをポストしたが、奇しくも同じ日に「ユーザ参加型プロジェクト」を標榜するサイト「オンライフ」がリニューアルオープンした。「みんなでつくる闘病支援サイト」とあるが、これだけではわかりにくい。要するに病名ごとにコミュニティをつくり、そのメンバーがウェブ上の闘病情報を共同して整理共有していくためのプラットフォームであるようだ。

春先にオープンした時にはTOBYOのフォロワーみたいに見えたが、その後かなりの変更を加え再登場した。「病名ごとのコミュニティ」と言うと患者SNSを想起するが、このオンライフは患者SNSとも言いにくい。患者SNSなら会員メンバーが日記を書くなどUGCが内部に蓄積されるのだが、オンライフはメールやショートメッセージ以外、UGCを内部で積極的には作らないようだ。このあたり、日本ではまだ本格的な患者コミュニティが登場していないので、できれば挑戦してもらいたかった。 続きを読む