昨年のHealth2.0コンファレンスで、重篤な病気の幼児を持つ家庭のためのオンラインコミュニティ「ソフィアズガーデン」プロジェクトが発表されたが、これは一年前のこのブログのエントリでも紹介した。 その後一年が経過したが、先月コンファレンスでようやくその概要が明らかになった。一年前、このコミュニティがセカンドライフのようなオンライン・バーチャルワールドとして提供されると聞いて、「なぜ、そこまでやるのだろう?」という素朴な疑問が湧いた。そして今年のコンファンレンスで発表されたビデオを見ると、やはりバーチャルワールドに作られていることがわかり、正直なところ改めて驚いている。果たして、ここまで作る必然性というものをどう理解すればよいのだろう。いっそのこと、セカンドライフにコミュニティを作る方が早かったのではないだろうか。
HICO(Healing in Community Online)と名付けられたこのバーチャルワールドだが、先天性疾患等の子供を持つ家庭向けの「治癒のコミュニティ」として、やはりこのような仮想現実という演出が必要だったのだろうか。
三宅 啓 INITIATIVE INC.