メイヨークリニックがマイクロソフト社HealthVaultを採用

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昨日(1月25日)、メイヨークリニックとマイクロソフト社は「コンシューマー向けオンライン医療管理ツール」の共同開発へ向けた戦略的合意に達したと発表した。これはマイクロソフト社のHealthVaultをプラットフォームとして、メイヨークリニックが独自PHRを開発することを意味するが、全米のみならず世界的なトップブランド先進医療機関であるメイヨークリニックのHealthVault参加は、PHR市場の今後の動向に大きな影響を与えることになるだろう。 続きを読む

今度こそ本当に登場するのか? Google Health

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昨日あたりから、ブロゴスフィアでは「Google Health」の話題があちこちで取り上げられている。これは「Google Health」のログインページが、突然、何の前触れもなく公開されたからである。

(付記: その後、このログインページは削除された)

だが、このページからログインしてみてもできないし、ページの「Take a quick tour」をクリックしても「404エラー」が表示されるだけ。ではこの「ログインページ」公開は、一体何のためなのだ?。うーむ、わからん。だが、このページには「Google Healthを使ってこんなことが出来ますよ」という案内が付されている。 続きを読む

プラットフォームはブルーオーシャンか?:DOSSIAとHealthVault

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共同PHRシステム開発を目指しているインテル、ウォルマートなど巨大企業連合DOSSIAだが、ようやくパイロット・テストの段階にきたようだ。計画では、まずウォルマートから少人数(20人程度)のPHR試用テストを開始する。その後、参加各社でも試用テストを実施した上で、最終的には全部で数百万人に及ぶ加盟社全従業員とその家族の個人医療情報がPHRに記録される。 続きを読む

ネットリテラシーとネット医療情報

NetLiteracy

先週のTecCrunchで「検索結果を信用していない人が増加中」というエントリーがポストされた。南カリフォルニア大学のデジタル未来センターの調査レポートが元ネタなのだが、Googleなど検索エンジンの検索結果に対する信頼度が低下しているというのだ。

この調査から、検索エンジンの情報を信用している人がわずか51%しかいないことがわかった。これは2006年の62%から減少している。Googleは米国で最も利用されている検索エンジンだが、半数近く(49%)の利用者はGoogleを信頼していない。この結果は興味深い。(TecCrunch Japan, 2008年1月18日)

たしかに汎用検索エンジンが提示する検索結果はゴミ情報が多く、膨大な「情報の海」から求める情報を選択吟味するのは容易ではない。だから、一般的にすべての検索結果を信頼できるわけがないし、むしろ個々の情報に対し猜疑心をもって臨むのは当然である。となると、検索結果に対する信頼度低下を一概にネット全体への不信感の増大と見ることはできず、逆に健全なネットリテラシーが定着してきている証左として見るべきだと思える。 続きを読む

変わる患者SNSの役割

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これまで、患者SNSの動向や問題点について何度か取り上げてきたが、昨秋イスラエルはテルアビブからローンチしたiMedixが、先日開催された「2007 Crunchies」で最優秀最新スタートアップ賞を受賞した。まずは、めでたい!。おめでとう、iMedix!。「2007 Crunchies」は、2007年に最も活躍した2.0系サービスや有望なスタートアップ企業を顕彰するために開催されたコンテストである。今回、iMedixは医療保健部門では唯一の受賞となった。 続きを読む