オープン・ヘルスケア宣言(3):旧い基準を越えて行く 

「オープン・ヘルスケア宣言」の背景に、ソーシャルメディアの台頭があったことを昨日のエントリーでまとめてみました。初期のインターネット、いわゆるWeb1.0の時代においても「コマンド&コントロール」の発想は支配的であり、その時代に作られたHONコードなど医療Webサイト基準も色濃くその発想を持っていました。 続きを読む

オープン・ヘルスケア宣言(2): ソーシャルメディアの登場

MassSocialMedia

昨年10月末に発表された「オープン・ヘルスケア宣言」登場の背景として、ソーシャルメディアの登場がまず挙げられるでしょう。上図は、Web2.0の優れたビジョナリーであるディオン・ヒンチクリフが、自己のブログで先日発表したものです。 続きを読む

新しい医療サイト基準、「オープン・ヘルスケア宣言」(1)

昨日のエントリーで医療サイト基準と、それに基づく審査・認証の現状と問題点を考えてみました。特に日本の審査・認証団体の場合、基準コードやガイドラインの妥当性、審査や資格取得に伴う費用など、問題を抱えています。 Web上の医療関連サイトの情報掲出方法について、シンプルなガイドラインを開発し社会的な有用性を作り出すべきですが、これらの団体はむしろ恣意的で複雑な仕組みをつくり、無用なコストまで派生させてしまっているかに見えます。 続きを読む

医療サイトの審査・認証とは?

一連の不二家をめぐる騒動では、生産現場のずさんな品質管理が問題となったわけですが、その品質管理を保障する国際規格ISO認証を不二家が取得していたという、なかなかに複雑怪奇な展開を見せたのでした。さっそくISOを国内で取り仕切る財団法人日本適合性認定協会は、不二家のISO認証を審査した民間認証機関に調査を命じ、その結果、 続きを読む