Health2.0—医療における患者生成コンテンツ

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9月6日付け「Economist」誌に「Health2.0」と題する記事が掲載された。メインストリーム経済誌にHealth2.0という文言が登場するのは、おそらくこれが初めてだろう。

ジュピターリサーチ社の市場調査によれば、米国のインターネットユーザーの20%以上が何らかの形で医療関連コンテンツを制作し配信しているとのこと。「Economist」誌はこれら医療関連UGC(ユーザー生成コンテンツ)の爆発的拡大とそれが医療に与える影響に注目している。記事中で言及されているトピックスをまとめてみる。 続きを読む

次世代wikiを予感させる”Wiki Professionals”

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最近、Web2.0の今後や次世代ウェブを論じるエントリーを目にする機会が増えている。当方が愛読している”Read/WriteWeb”の今日のエントリー“10 Future Web Trends”でも、次世代ウェブを考える上で外せない主なトレンドを取り上げている。

この「10のトレンド」の最初に取り上げられているのが「セマンティク・ウェブ」であり、これは他の次世代ウェブ論議にも必ず出てくる定番である。 続きを読む

Health2.0に特化したソーシャルニュースサイトが登場

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Web上の価値あるニュースやコンテンツを、ユーザーみんなで集めて分類し、ランキング&コメントしてシェアするソーシャルニュースサイトは、diggをはじめWeb2.0らしいサービスとして親しまれているが、とうとうHealth2.0分野に焦点を絞ったサイト「Health2.info」が登場。 続きを読む

米国医療ITベンダーがEHR無料提供を開始

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米国ブッシュ政権はNHIN(National Healthcare Information Network)計画の目標必達年次を2012年とアナウンスしているものの、相当の遅れが目立ち、レビット長官はじめHHS(保健社会福祉省)首脳部にも焦りの色は濃い。このNHINは、EHR、RHIO、NHINという三層レイヤーになっているが、まず医療現場のEHR導入が遅々として進まない。全米のEHR導入率はまだ15%にすぎない。 続きを読む

プレゼンテーション動画を共有する科学者SNS “SciVee”

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身近なお友達をネットワークするところから出発して、SNSは「同業、同好、同病・・・・・」というように「同類グループ」を単位として、どんどん細分化されて行く。医療分野では患者、医師、看護師のSNSがすでに立ち上がっている。

今後の問題は、「ソーシャル・ネットワーキング・サービス」という名前に付いている「ソーシャル」という語を、どう解釈して、どんな具体的なユーザーベネフィットとして提供できるかという点だろう。

医療プロフェッショナルを含む科学者の「ソーシャル」に着目し、研究成果の発表、議論、共有など、科学者社会の一連の情報交換プロセス、あるいはソーシャルイベント、またはコミュニケーションをSNSとして提供しようとするのがSciVeeだ。 続きを読む