三宅 啓 の紹介

株式会社イニシアティブ 代表 ネット上のすべての闘病体験を可視化し検索可能にすることをめざしています。

Hello TOBYO! Hello Health2.0!

TwoBabies

一昨日(2月18日)からTOBYOアルファ版がオープン。まだテスト段階なので、これからボチボチ調整していく予定。並行してベータ版も進行中で、近々に出来上がる予定。さらに、TOBYOをもっと使いやすくするために、ブラウザにインストールする闘病者専用の「TOBYOツールバー」の試作品を作ってみた。(下写真、赤枠内) 続きを読む

予防医療は医療コスト節減に寄与するか?


まず、アイスランド本拠のゲノム解析サービス「deCODEme」のプロモーションビデオがリリースされたので、とりあえずアップしておこう。以前のエントリーにも記したように、ゲノム解析サービスは単に個人の好奇心を満たす段階から、将来の自分の病気リスクを予測するステージへ移行しつつあるが、まだその予測精度などの限界を指摘されてもいる。だが、サービスのコストダウンと並行して、今後、精度や予測範囲も改善されていくことは間違いないだろう。 続きを読む

ブログ開設1200万件と闘病サイト

JapanMap

昨日のNHKニュースで、何度もこの「ブログ1200万件」を目にした。ちなみに先日発表された日経新聞調査によれば、昨年11月末の時点で、ブログの国内開設数は1354万件。これは前年同月比で約五割増になるらしい。どちらの数値も、およそ日本人の10人に1人がブログを持っていることを伝えている。 続きを読む

TOBYO開発の経緯

TOBYOstory

一昨年の8月。たしか半ば頃。暑い土曜日の午後だったと記憶している。世間はお盆休みだった。その日、海外の医療ウェブサービスを探している内に、TOBYOの基本アイデアは浮かんだ。実はその前年(2005年)の夏からおよそ一年間、「Web2.0+医療サービス」というテーマでアイデアをずっと探していたのだが、なかなか決定的なものに出会うことができなかった。 続きを読む

書評:「誰が日本の医療を殺すのか」本田宏著、洋泉社

WhoKilledJapanMedicine遅まきながらの書評。医療界では評価が高いらしい。本書タイトルは、昨年六月米国で出版された、ハーバード・ビジネス・スクールのレジナ・ヘルツリンガー教授による「Who killed Health Care?」(誰が医療を殺したか?) を連想させるものだが、その内容は、ほとんど正反対だと言えるだろう。これを書名に即して言えば、「誰が医療を殺したか?」の「誰」が、両書ではまったく違うのである。それはヘルツリンガーの書においてはAMA(米国医師会)に代表される医療界守旧派であるが、本書著者の本田宏氏においてはどうやら「政府・厚労省」のことを指しているようだ。 続きを読む