一昨日(2月18日)からTOBYOアルファ版がオープン。まだテスト段階なので、これからボチボチ調整していく予定。並行してベータ版も進行中で、近々に出来上がる予定。さらに、TOBYOをもっと使いやすくするために、ブラウザにインストールする闘病者専用の「TOBYOツールバー」の試作品を作ってみた。(下写真、赤枠内)
これを開発した奥山の言を借りると、「ユーザーのウェブ体験は、常にブラウザを通じて得られるもの。そのブラウザからすぐに使えるツールバーの利便性は大きい」。まさに同感である。TOBYOは闘病者の体験情報を共有するツールであるが、単にTOBYOサイトへ来てサービスを利用してもらうのみならず、ユーザーがウェブ上のどこにいても、素早く簡単に闘病情報ツールが使える「サービス環境」を提供しなければならないと、以前から考えていた。その「闘病サービス環境」を実現・提供する上で、この「TOBYOツールバー」は大きな意味を持つものとわれわれは考えている。
この専用ツールバーによって、TOBYOの基本三機能「探す、調べる、整理する」を統合的に利用するユーザー環境が一歩前進したと思われる。ウェブ上におけるユーザーの闘病情報探索行動を支援するツールとして、たくさんの闘病者に使っていただきたいものである。
また、このツールバーは、現時点ではInternet Explorer、FireFoxに対応しており、様々に多様な機能を提供できるのだが、基本的には次のような機能装備を考えている。
- 検索:複数の検索エンジンから検索できる
- TOBYOメニュー: TOBYOの各コーナーへ直接アクセス、ログイン
- 闘病記登録: ユーザーが見つけた闘病サイトを即座に登録
- SBM: 闘病サイトの重要なページ、有用な医療情報ページを即座にブックマーク
- コミュニケーション: メールチェックなど
- ツールバー管理機能、等
ちなみに奥山は、数年前、松下電器のネット家電プロジェクトでサイト開発実績を持つが、当時から専用ツールバーを作りたいものだと考えていたそうである。ようやくそれがTOBYOで実を結んでよかった。
話は変わって。来月3日、4日の両日、サンディエゴで開催されるHealth2.0コンファレンスの専用SNSがローンチされた。コンファレンス出席者の意見交換の場として使われるので、こちらも注目。でも、ブログはあるだろうが、コンファレンスでSNSを使うというのは、これまであまりなかったのではないだろうか?。
ついでにニュースをもう一つ。米国医学図書館協会が来月5日、ウェブ遠隔教育プログラムを開催する。
「このプログラムのゴールは、web2.0用語とコンセプトの基礎的理解を提供し、そのテクノロジーの医学図書館サービスに及ぼす影響を評価し、今日および近い未来における、web2.0の医療に対するインパクトを確認することである」
最近、欧米のアカデミックな医療団体や研究団体が、ようやくWeb2.0に注目し始めているが、この米国医学図書館協会プログラムもその動きの一つといえよう。まだプログラムへの申し込みはできるようだ。
三宅 啓 INITIATIVE INC.
三宅さん、
おめでとうございます!いよいよですね。
昨年6月にお話をさせていただいてから、首を長くしてお待ちしてました。その間にすっかり、このブログはHealth2.0の情報源としての地位を確立しましたね。
これからもHealth2.0の先導者として、闘病者の方々に、本当に役に立つサービスを提供してください。
Tobyoのこれからに期待しています!
simple A 金城功明
金城さん
ご無沙汰しています。
コメントありがとうございました。
昨年はサンフランシスコから、わざわざ当方までお越しいただき、ありがとうございました。長らくお待たせしましたが、TOBYOはやっとアルファ版まで来ました。これから、ご期待に応えられるよう、しっかり仕事をしていきたいと考えています。
今後もご意見をお聞かせ下さい。