TOBYOトップページのワイド化と広告掲載

Top_wide

今週から、TOBYOトップページをワイド化する。これによって各種告知や広告などのスペースが生まれる。今後、TOBYOプロジェクトが持続的に展開していくために、DFCをはじめ広告や各種機能提供によって、どんどんマネタイズを進めていきたい。 続きを読む

DFC(Direct From Consumer )開発進行中

tobyo_dfc_logo2.jpg

先週の「光の道」徹底討論を見て、日本の医療ウェブのことを考えさせられた。孫さん、佐々木さんのお二人とも、医療が日本のインターネットの次の大きなテーマだという点では一致していたが、医療ウェブの現状を考えてみるとそこには非常にお寒い現実がある。なぜこうなのか、と昨年あたりから考えてきたが、その原因はある意味ではっきりしているのではないかと思う。なぜ、日本ではPHRのような医療プラットフォームの発想が出てこないのか。なぜ、日本ではWebMDのようなシンボルポータルがないのか。なぜ、・・・・・なのか。挙げだすとキリがない。

これまでもこのブログではいくつか問題の在処を指摘してきたが、これからも日本の医療ウェブの抱える問題を提起していきたい。だが、私たちは評論家でも学者でもない。あくまでTOBYOプロジェクトという事業と実践を通じて、現実を変えて行くことにプライオリティを置いている。

まずDFC(Direct From Consumer)だが、仕様はほぼ決定し要素技術の検討に入っている。これはTOBYOプロジェクトの柱となる商品であるから、なるたけ早期に、できればここ3ヶ月くらいで完成してしまいたい。また商品の完成を待たずに、先行してクライアント獲得のための働きかけにも着手していきたい。当面、獲得すべき顧客としては、製薬企業、調査会社、研究機関その他を想定している。 続きを読む

病院検索サービスの再検討: 医療機関バーティカル検索エンジンのすすめ

V_SearchEngine

昨日、実はある大学病院の脳神経外科で検査を受けていた。MRIに30分も閉じ込められ、「ドカン、ドカン、ギーッ!」という物凄い機械音に驚かされた。これまでMRIの体験記録などたくさん目にしてきたはずだが、いや、こうまですごい騒音とは・・・・・。閉所恐怖症の人にはとても耐えられないだろう。何事も実際に体験してみないことにはわからないものだ。

幸い、検査の結果は「異常なし」でホッとしたのだが、今回、医療機関サイトをあちこち眺め回したり調べたりして、いくつか気づくところがあった。そのうちの最たるものは、「必要な医療機関情報へダイレクトに辿り着けない」ということである。GoogleやYahooの検索エンジンではゴミやノイズが多すぎる。そこで医療機関検索サービスを利用することになるが、それらサービスの大半は、まず「部位、診療科目、地域」など大分類から選択を始めさせ、何段階か選択を進めた結果、やっと目指す情報にたどり着くような仕組みになっている。

これはユーザー側で予め検索対象情報が明確になっている場合、非常に迂遠な方法であり、ユーザーに時間と手間を強いるものである。つまり探索経路が硬直的であり、しかも最短ではないのだ。特に一刻を争うような場合には、使い物にならないだろう。 続きを読む

医療機関サイトの品質と医療ウェブの成熟度

ここ二三日、必要があっていくつかの病院サイトをあれこれ調べている。病院サイトのつくりだが、以前よりはだいぶ改善されたように見えるが、まだまだサイト内導線やUI、情報配置などユーザーに対する配慮は不足していると言わざるを得ない。特に初診案内のわかりにくさは致命的だ。病院で診察を受けようと初めて訪ねてきたユーザーに、もう少していねいな気配りがあってもよいのではないか。特に診療日時や受付場所など、きわめて基本的な情報が不備であるケースが多いのだ。それに対して、相変わらず院長挨拶とか病院理念などを麗々しく配置しているのを目にすると、医療機関のコミュニケーション・マインドはまだまだ低いと言わざるを得ない。

医療機関ウェブサイトの品質を上げることは、依然として大きな課題である。たとえば「ユーザーが選ぶわかりやすい病院サイト、ベスト100!」などコンテストを設けてみるのもよいかも知れない。TOBYOで病院サイト評価&投票を呼びかけてみようかとも思う。医療評価の一環として、もうすこしサイト評価が注目されても良いのではないか。 続きを読む

「善意」ではなく、イノベーションの方へ

Drucker_Innovation

4月とは思えない寒い日が続いたが、今日は明るい日差しがたっぷりの爽やかな一日だった。今月は痛風のためほとんど断酒状態で過ごしたが、晩酌をやめると読書にたっぷり時間が取れるのがいい。このまま酒を断つのも悪くないと考えるようになった。

発想が煮詰まりプロジェクト進行が停滞したときは、とにかくまったく関連性のない分野の本を読むにかぎる。別に「何かヒントを掴んでやろう」などと考えずに、ただひたすら思考を別の方面へ向け、そして存分に楽しむことだ。そうすれば、また新鮮な興味を持って仕事を始められる。

TOBYOプロジェクトは今年に入って急速に前進したと思う。収録サイト件数が2万件まで来たこともあるが、いろいろな意味でプロジェクト全体の方向性が視界良好になった。何よりもDFCというキイワードによって、B2Bビジネスが明確になったことが大きい。これによってプロジェクトの事業ドメインがはっきりし、投入する商品を特定することができるようになったわけだ。 続きを読む