逆説的所感から医療革命まで

IPS
昨日、「こんにちは、しばらく」と夏が戻ってきた。事務所の窓から外を見ると、大きな蜂がうろうろ飛び回っている。やがてとうとう、ベランダに出していた観葉植物の葉っぱの裏にぶら下がって休憩。この暑さに、蜂もまいっているようだ。しばらくするとトンボまで飛んできて、こっちも観葉植物の上で羽を休めていた。そして、今朝起きて石神井公園を散歩してみると、もう秋が来ていた。

夏から秋へ季節は変わる。依然として、当方はTOBYOプロジェクトとDFC開発に取り組んでいる。先週、ある新聞社から取材を受け、「TOBYOのアクセス状況はどうでしょうか?」と質問された。「まだまだ少ないですよ」との当方の返答に訝しげな表情をしているので、「闘病サイトが月間で何億ページビューもアクセスを稼いだら、それはそれでおかしなことですよ。病気のサイトにそんなに人が集まること自体、あまり良いことでもないでしょう」と続けた。

改めて考えてみるとTOBYO公開以来、私たちはアクセスを稼ぐことにあまり熱心ではなかったかもしれない。広告やSEOをはじめ集客のための手も、何一つ打ってきていない。それよりもジワジワと闘病者の間に浸透し、いづれ徐々に闘病活動に活用されるようになっていけばよい、くらいの考えであった。それにTOBYOはあくまで闘病者をターゲットにしており、無理に健常者まで集める必要はない。また、闘病体験とはある意味で「負の情報」であり、そもそも鉦太鼓で宣伝するような性質のものでもない。 続きを読む