春からdimensions

McCoy_Tyner_dimensions

あけましておめでとうございます。

本日から稼動開始。みなさん、どんなお正月でしたか。東京は寒さは増したものの、おおむね穏やかな日々に恵まれた。お雑煮を食べ、音楽を聞き、本を読み、少しお酒を飲む毎日。昨年の疲れもだいぶ癒えたような気がする。

二日は毎年恒例のラグビー観戦に国立競技場へ。大学選手権準決勝は早明再戦となったが、早稲田が久しぶりの”Ultimate Crush”を見せてくれた。鋭いタックルが決まり、フォワード、バックス一体で走りまわり、AgilityとSpeedで明治を圧倒した。気分爽快。

帰りに古レコード屋を何軒か見て回る。池袋のショップでジャズのLPエサ箱から何気なく引き抜いた一枚が、なんとマッコイ・タイナーの「DIMENSIONS」というアルバム(!)。こいつぁー春から縁起が良いわい。当方、マッコイ・タイナーはこれまでコルトレーン時代作品と70年代「SAHARA」以降の何枚かを聞いてきたが、こんなアルバムがあるとは知らなかった。1983年録音。さっそく聞いてみた。60年代-70年代のデュオニソス的でデモーニッシュな緊張感あふれる演奏ではなく、かなりリラックスした明るくアポロン的な演奏は良いのだが、相変わらず手数も音数も多いのはこの人の特徴か。も少しシンプルに音を整理してはどうかと、老婆心ながら思う。だが、正月にこのタイトルの作品に出会ったのも何かの縁だ。TOBYO_dimesionsのテーマソングにしようか。 続きを読む