医療教育ゲームに注目

pulse

医療教育用ゲームが充実してきている。以前のエントリーでは子供向けの学習ゲームを紹介したが、医学生や医師などプロフェッショナル向けから、一般向けの教育ゲームまで、かなりバリエーションは豊かになってきている。

Pulse!!

まず「Pulse!!」(上のビデオ参照)だが、これは医学生向けの3D-トレーニング・ゲームであり、臨床現場の状況変化に応じ、素早い意志決定技術の習得をめざしている。このゲームを開発したBreakAway社は、軍事用の危機管理シミュレーション・ゲームも開発しており、各分野プロフェッショナル向けの「状況判断・意志決定ツール」専門ソフトメーカーである。

Virtual Open Heart Surgery

openheart

米国ABCラジオ放送が、毎週土曜に全国オンエアしている教養番組「The Science Show」のために制作したウェブ素材の一つ。実際の手術に基づいて作られた冠動脈バイパス形成手術ゲーム。一般ユーザー向けで、「インターン、外科医、専門医」の三つの難易度レベルを選択できる。

Body Parts

bodyparts

スミソニアン博物館のウェブサイトにある教育用ゲーム。ユーザーは画面に提示された臓器などのイメージが、身体のどの部分に位置するかを正しく答えることが求められる。一般向け。

Performing Hip Surgery

hipgame

人工股関節置換手術のシミュレーションゲーム。一般向け。

このように、「メデュテインメント」(Medical+Education+Entertainment)と総称されるオンラインゲーム分野が質量共に充実してきている。日本ではまだ数は少ないようだが、今後もっと注目されても良い分野ではないだろうか。

<参照>
HIPPOCRATech,”So you want to be a doctor? Games used to train medical doctors”

三宅 啓  INITIATIVE INC.


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