iPhoneの消費者向け医療アプリがかなり出そろってきた。9月3日の米ABC“Good Morning America” で「Top5アプリ」が取り上げられたのでご紹介しておきたい。この「Top5」を選考したのは医師でITコンサルタントも務めるSalvatore Volpe氏で、選ばれたアプリは次のようなもの。(注:ビデオは埋め込みできないので,上記“Good Morning America”のABCサイトでご覧あれ。広告ののち本編が始まる)
- ePocrates (free)
- Health Cloud (free)
- iFitness ($1.99)
- Pocket First Aid and CPR ($3.99)
- Restaurant Nutrition (free)
「ePocrates」は無料の薬剤情報アプリで、薬の用量、副作用、薬剤同士の相互作用、薬剤識別情報などを調べることができる。「Health Cloud」はGoogle HealthをiPhoneでコントロールするアプリ。PHRも今後はスマートフォンからアクセスすることが増えそうだ。「iFitness」は、230種類のフィットネスプログラム情報を身体部位ごとに図解して提供。自分のプログラム進捗状況も記録できる。「Pocket First Aid and CPR」は緊急時の心肺蘇生法などをビデオで具体的に説明。「Restaurant Nutrition」だが、外食時の栄養管理のためのツールであり、主要外食チェーンが公表しているメニューごとのカロリー、脂肪、炭水化物などデータを表示し、実際に食べたメニューも記録できる。
ちなみに当方もスマートフォン購入を検討していたが、結局、iPhoneではなくAndroid端末を入手した。それなりに気に入っているのだが、アプリの質と量ではiPhoneと雲泥の差がある。今後、Androidの方も面白い医療関連アプリがあればご紹介したい。
三宅 啓 INITIATIVE INC.