闘病ネットワーク圏のインフラツールとしてのTOBYO

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TOBYOの収録闘病サイトが今日で12,000を超えた。以前、ウェブ上の闘病ネットワーク圏の規模をおおよそ3万サイトと推計したことがある。これが正しいとすると現時点で全体の約40%を可視化したことになるが、ここまで来ると、更にもっと可視化を進め闘病ネットワーク圏の全体像をとらえることができればと思う。一つでも多くの闘病サイトを紹介したいのだ。

TOBYOが目指してきたものは非常にシンプルである。まず、ネット上のどこにどんな闘病サイトがあり、どんな情報があるかを可視化することであり、次に、それら闘病サイトの情報を縦横無尽に検索できるようにすることであった。たとえば、GoogleやYahooなどの検索ツールがネット全体のインフラツールになっているように、TOBYOは「闘病ネットワーク圏のインフラツール」になることを目指している。

いろいろ今後の展開についての構想はあるが、ここまで来てみれば、むしろシンプルなインフラツールとしての充実が基本になるとも考えている。汎用検索エンジンからはつかみがたい”Deep Web”にある闘病ネットワーク圏。闘病記一般でもなく、医療情報一般でもない、「闘病ネットワーク圏」というネット的な現象とその可能性。TOBYOの「こだわり」はあくまでもここにある。

三宅 啓  INITIATIVE INC.


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