今週、2月18日、TOBYOは公開一周年を迎える。スタート時点の収録闘病記2000件は、現在12700件を数え、最大規模の闘病情報サイトへとTOBYOは成長してきている。また、闘病記だけを検索対象とする初の特化型検索エンジン「TOBYO事典」もフル稼働を開始した。
TOBYOは、闘病者たちが創り上げてきた闘病ユニバース(闘病宇宙:闘病ネットワーク圏)に蓄積された「患者の叡智」を活用するためのインフラツールを目指している。TOBYOは、単独ではいかなる機能も果たすことはできない。先行して闘病ユニバースが存在していたことが決定的に重要なのだ。だから1周年にあたり、闘病ユニバースを創造したすべての闘病者に、TOBYOはあらためて敬意を表明しておきたい。
そして公開から一年を経たTOBYOは、ようやく「始まりの終わり」という段階にある。かつて第二次世界大戦時、ドイツ軍の一方的攻撃からからようやく反転攻勢の機をつかんだ頃、はやる英国軍の気を引き締めるかのように、チャーチルは有名な演説をした。
Now this is not the end. It is not even the beginning of the end. But it is,perhaps,the end of the beginning.
1周年を迎えたTOBYOも、ようやく「始まり」が終わったに過ぎないのだ。