６月２７日、Google公式ブログで同社プロダクト・マーケティング・マネジャーのミシー・クラスナー氏は、医療問題に関する諮問委員会を発足させたとアナウンスした。
「Google医療諮問委員会のミッションは、消費者や医療提供者が毎日直面している問題をわれわれがよく理解することを広く支援し、製品アイデアや開発のフィードバックをしてもらうことである。」と、クラスナー氏は諮問委員会発足の目的を説明している。
委員会はカリフォルニア大学サンフランシスコ校医学部教授で予防医学研究所所長のディーン・オーニシ氏を議長に、医療関連各界から２１名を集めて編成されている。委員会メンバーには、年四回会合で一人当たり1,500ドルが謝礼として支払われる予定。この発表に対しブロゴスフィアからは、看護師や医学図書館員,それに医療ブロガーがメンバーに入っていないとの批判が出ている。
この諮問委員会は明らかに、”Google Health”開発支援部隊として設置されるのだろうが、GH開発のコアを担当する部門とどのような関係に置かれるのだろうか。医療業界から見ればGoogleはアウトサイダーであるから、このような業界エキスパートチームを編成することで業界参入を容易にしようとの意図もあるのかもしれない。
いずれにせよ、Googleはかなり慎重かつ周到に”Google Health”の準備を進めているようだ。
Source: Wall Street Journal Health Blog, 6/28 ,
Health IT Strategist, 6/28
三宅 啓 INITIATIVE INC.
