TOBYOの収録サイトが2万5千件になった。昨夜は奥山とささやかな乾杯の席を設けた。思えばずいぶん遠くまで来たものだ。TOBYOの可視化領域は拡大し、来年には3万サイトを越えるだろう。「ネット上の全ての闘病体験を可視化し、検索可能にする」というTOBYOのミッションは、少しづつ、一歩一歩、達成されつつある。
しかし、やはり疾走してきたためか、いささか疲れた。ここのところ休日なしで仕事をしてきたので、久しぶりに今日は休暇をとった。ベンチャーは「月月火水木金金」。旧日本海軍みたいなものだ。だが、闘病ユニバースの全容が徐々に可視化されてくるのを、リアルタイムに体験できるのはすばらしいことだ。
闘病ユニバースからデータを多次元に切り出す新しいツール”dimensions”はいよいよ完成。大幅に遅れてしまったが、来年からたくさんの方々に使って頂きたい。TOBYOを立ち上げてからずいぶん時間が経った。TOBYOが可視化する闘病ユニバースに蓄積された膨大な体験データを、これで十分に活用することができるようになる。
さて残念ながら、これまで協力して頂いたメディカルインサイトとのパートナーシップをこのたび解消することになった。原因はdimensionsの販売契約が締結できなかったこと、およびこれに関連して私がtwitterで愚痴ったことにある。愚痴について鈴木さんから批判されているが、批判は甘受し、反論は控えたい。鈴木さんには、特に10月のHealth2.0SF2010でTOBYOプレゼンをおこなっていただき、深く感謝している。
しかし、ベンチャーとコンサルタントの関係というのはなかなか難しいものだと、今回の経験で学んだ。「ひょっとすると水と油かも知れない」との思いもあった。当方の至らなさゆえに、そのあたりの割り切れない気持ちを整理することができず、残念な結果となってしまった。またいずれ、ご一緒に仕事をする機会があるかもしれない。ひとまずここで、これまでのご協力に御礼を述べておきたい。
鈴木さん、ありがとうございました。
三宅 啓 INITIATIVE INC.