e-Patientsと参加型医療

The Quantified Patient from e-Patient Dave deBronkart on Vimeo.

昨年のHealth2.0ムーブメントで特筆すべきことは、ベンチャー企業、IT企業、医療界など従来プレイヤーの他に、新たにe-Patientsと呼ばれる消費者・患者グループが参画してきたことだろう。旧来の患者会やアドボカシーなどとは違い、ウェブを積極的に活用して患者参加型医療の実現をめざす新しいタイプの医療消費者群が登場したわけだ。

この中心的存在が、これまで当ブログでもたびたび紹介してきた”e-Patient Dave”率いる”e-Patients.net”であり、昨年、このグループが中心になり「参加型医療学会」が結成され、このほど学術誌「Journal of Participatory Medicine」が創刊された。彼らがHealth2.0ムーブメントに参画してくることによって、Health2.0は新たに「参加型医療」という次世代医療のビジョンを獲得したのだと思う。

その”e-Patient Dave”が昨年末、サンフランシスコで開催されたWired誌主催の集まりで“The Quantified Patient”と題するプレゼンテーションをおこなっている。そのビデオが公開されたのでご紹介したい。これらe-Patientsや参加型医療のユーニークな発想やその動向は、次世代医療を考える際の大きな手がかりになるだろう。

三宅 啓  INITIATIVE INC.


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