昨年秋ごろから、Web2.0のインパクトを受け医療分野に登場したHealth2.0。ようやくその定義が試作され、徐々にムーブメントとしての陣容を固めつつあるが、世界初のコンファレンスが今年9月20日、サンフランシスコで開催されることが発表された。
「ソーシャルネットワークは、予期されず、これまで想像も出来なかった方法で、コミュニティにおける関係性を定義しなおしている。ブログ、Wiki、ポッドキャスト、UGV(User Generated Video)そして特化型検索などWeb2.0ツールは、保険者、医療者、医療機関、そして医療サプライヤーによって規定された伝統的な情報フローから離れ、根本的な変化を生み出している。より良い医療情報とより簡単な体験共有方法へ向けた、医療消費者と医療提供者双方の重要な需要シフトのスタート地点に、われわれが立っていることは極めて明白なことである。
医療分野におけるステークホルダーは、いかにしてこれら新技術やネットワークと関係を作り上げ、場合によってはこれらを導入し、成長戦略へと統合するかの意思決定に、ただちに取り組まなければならない。」
さっそくオープンしたHealth2.0カンファレンスの公式ブログサイトでは、上記のような熱を帯びた「宣言」が公表されている。
Health2.0コンファレンスは、今日アップしたGoogle関係エントリーでも触れた「世界医療会議」とパートナーシップを結び、現在、CISCO社のスポンサードが決定しているようだ。Google、Micro Softをはじめ錚々たる企業が参加する予定。
どうやら、Health2.0はWeb2.0に遅れること三年、この秋から本格的にブレイクしそうだ。
日本では?。同志よ、結集せよ!。