TOBYO、世界へ!

Health2.0SF2010s

Health2.0 San Francisco 2010のエグゼクティブ・プロデューサーであるLizzie Dunklee氏から公式招待状が届いた。これでTOBYOとDFCのプレゼンテーションはコンファレンス・アジェンダに公式登録されることになる。いよいよTOBYOが世界にデビューするのだ。気合が入る。

招待状によれば、会期二日目の10月8日午後3時45分からサンフランシスコ・ヒルトンのユニオン・スクエアで始まる”Health 2.0 Around the World”セッションに登場することになるようだ。日本からはメドピア株式会社の比木COOと当方パートナーであるメディカル・インサイトの鈴木さん、そしてインドから2社、イタリアから1社がこのセッションに参加する。

インターネット黎明期から、日本語圏ネット上に自然発生的に形成されてきた闘病者のオープンコミュニティ。自己意識を持たない自生的コミュニティ。そしてそこに蓄積された膨大な闘病体験データ。私たちはこれを「闘病ユニバース」と名づけ、そこにある全ての闘病体験の可視化と検索可能化に着手した。こうしてTOBYOプロジェクトは開始され、カオス状態である闘病体験データを構造化し、秩序を与え、その貴重なデータを誰もが、いつでも、容易に、効率よく利用し、共有できることをめざした。

闘病ユニバースは、今も日々拡大し成長している。毎日、新たな闘病サイトが続々と開設されている。それに合わせてTOBYOプロジェクトも成長を続けている。現時点でTOBYOの可視化範囲はおよそ2万3千サイトだが、このうちアクティブなサイトが毎日エントリを産み出しており、その数は少なく見積もっても「1000~2000ページ/日」と推定される。これは月間で数万ページ、年間で数十万ページに達する。このように闘病ユニバースは、日本人の闘病体験あるいは医療体験に基づく、巨大な医療集合知を生み出しつつあるのだ。

私たちはまず、闘病ユニバースを生み出した日本の闘病者のみなさんに敬意を表する。そしてこのTOBYOプロジェクトを創造し参画できたことを誇りに思う。そのことを全世界に伝えたい。

三宅 啓  INITIATIVE INC.


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