2007年以来、毎年秋にサンフランシスコで開催されてきたHealth2.0コンファレンスだが、今年も10月7日-8日の両日、ヒルトン・サンフランシスコで開催される。特に今回のコンファレンスでは、私たちのTOBYOおよびDFCのプレゼンテーション実施が決まったのでご報告したい。
今回プレゼンに至る経緯だが、先月、石見社長のブログを見てメドピアさんがHealth2.0コンファレンスでプレゼンされることを知った。(「Health 2.0 San Francisco 2010での講演決定」)。これを読んで「うちのTOBYOもプレゼンしたいものだなあ」とは思ったが、時期がDFC開発真っ只中でもあり、これは断念せざるを得ないと一度は諦めた。しかしその後、当方パートナーである㈱メディカル・インサイトの鈴木さんが同コンファレンスに参加されると聞き、「それなら鈴木さんにプレゼンしてもらおう」とお願いした次第である。そして㈱メドピアの比木COOから米国Health2.0のマシュー・ホルト氏へ取り次いでもらったところ、「今からエントリーするには遅いが、とりあえずプレゼンファイルを送れ」主旨の回答があった。そこで、Health2.0TokyoChapter2で使ったプレゼンファイルを鈴木さんに翻訳&編集してもらい、先方に送付してOKの返事をもらったというわけである。
何ともラッキーな展開であった。まずは、今回様々にお世話になった㈱メドピアの石見社長、比木COOにこの場を借りて深く御礼申し上げます。
さて思えば三年前、第一回Health2.0コンファレンス開催の模様を東京から固唾を飲んで注視していたのを思い出す。当時、TOBYOの基本構想は全て固まっていたが開発は遅々として進まずという状態であったので、米国での華々しい新展開がやけに眩しかったのである。だがそれから三年経ち、その憧れのコンファレンスへまさかTOBYOが登場することになろうとは・・・・・感無量である。
TOBYOは今のところ日本語圏の闘病体験を可視化し検索可能にするプロジェクトである。だが、いずれは英語圏の闘病体験についても着手していきたい。さらにその他の言語についても着手する日が来ると信じている。TOBYOプロジェクトはグローバルな闘病体験フィールドワークかつデータベースへと成長していきたい。そのために、まず今回のサンフランシスコのコンファレンスで世界中の人にTOBYOプロジェクトの存在と意義を訴えたい。
三宅 啓 INITIATIVE INC.