米国フォレスターリサーチ社は、生活者が医療情報をどのメディアで入手するのを好んでいるかに関する調査結果を発表した。その結果は「ウェブサイト」(35%)が他メディアを引き離してダントツ一位で、以下「雑誌」(16%)、「新聞」(14%)、「テレビ」(10%)と続く。今日、生活者にとってウェブが最も主要な医療情報メディアになっていることが示されている。
雑誌・新聞など記録性のある印刷媒体はまだ健闘しているが、一方テレビの存在感は薄く、これは近年顕著になりつつある欧米生活者のテレビ離れも影響しているかも。ただし、これら雑誌・新聞・テレビを「トラディショナル・メディア」と括ると40%を占め、これはウェブをしのぐ。しかし、新聞の発行部数減に代表されるように、これらトラディショナル・メディアに共通する衰退トレンドは、やがてウェブが確実に主流メディアになることを示している。
調査実施機関:フォレスターリサーチ
調査実施期間:2007年7月-9月
対象サンプル数:7500人