TOBYOの闘病サイト収録数9000へ

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暑い夏をのりきっていささか疲れ気味だが、今日になって「闘病者の新しい情報共有ツール=TOBYO」は、収録病名数534、収録闘病サイト数9000に達した。収録サイト数の病名別分布を眺めると、やはり全体としてロングテール状になっており、ヘッド部分の高さとテール部分の長さがますます伸張してきている。それに対して中央部のボディーだが、これはヘッドとテールの伸長に比べると増加分は少ない。ここが今後の課題となるだろう。

先日のエントリでも触れたように、TOBYOの当面の目標収録サイト数は1万で、これが達成された時点で「量から質へ」とサービス拡充の焦点を移動させていくことになる。だがもちろん、テール部分やボディ部分に位置する病名のサイト収録は、今後も継続していかなければならない。TOBYOというツールは、「一定の量的蓄積を、それに対応する質的なサービスへ変換する」というきわめてシンプルな考え方で作られている。だからわれわれは、「1万サイトという量的蓄積を、それに見合う質をもったサービスへ変換する」ということだけに当面は集中し、取り組むことになる。

ではこの「1万サイトという量的蓄積を、それに見合う質をもったサービスへ変換する」ということだが、具体的にはどんなことなのか。まず1万の闘病サイトということだが、これは「1万人の闘病者の、1万通りの体験と知識」という意味を持っているだろう。そしてこの「1万人の闘病者の体験と知識」の中から、ユーザーは必要な情報を瞬時に取り出すことができる。しかもこれらは抽象的な医療情報ではない。実際に闘病者によって生きられた、具体的な体験であり知識である。「1万人の闘病者の具体的体験と生きた知識の活用」。これがTOBYOが提供できるサービスである。非常にシンプルではあるが、これまで誰も実現した者はいなかった。

現在、TOBYOはブログサイト以外の闘病サイト約1800を対象に検索サービスをテスト運用している。予定では、これを来月中に1万サイトへ拡大するつもりである。現在、検索エンジンの見直しもおこなっている。また、検索キイワードの整備なども来月へ向け進めていく。

TOBYOはこの秋、世界で初めての「1万人の闘病者の具体的体験と生きた知識の活用ツール」になる。

三宅 啓  INITIATIVE INC.


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