非営利団体が運営する”Rating of Health Web Sites”は、WebMDのような医療情報提供サイトを、さまざまな基準から評価しレーティング(格付け)するサイト。今回、米国主要20サイトのレーティング結果を発表している。
医療情報提供サイトの評価レーティングというものが、果たしていかほどの価値を持つものか、首をかしげざるを得ない。この評価サイトでは、医療者はじめ30人ほどの「専門家」が採点に当たっているようだ。しかしこの採点者たちも「医療情報サイトの専門家」ではないし、結局、Webサイトの評価というものはユーザーが下すものではないだろうか。
その分野の権威筋を集めて、もっともらしく「評価委員会」なんかを作り、エラそうに「お墨付き」を与えたり「評価」を下してみたり・・・・・などという権威主義を、ぶっこわす方向で出てきているのがWeb2.0ではないか。
だがこの”Rating of Health Web Sites”というサイト。非常に使いにくいことおびただしい。たとえば、テキスト・データを掴めないとは非常識な。また、おせっかいにも他人様のサイトのデザインまで評価・レーティングするくらいなら、自分のところのデザインを少しは改善してはいかが?。
三宅 啓 INITIATIVE INC.