Web医療情報利用は「患者-医師」関係を改善する

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3月30日付けワシントンポストによれば、乳がん患者が質の高い乳がん情報をWebで利用することは、病気についての知識を高めるのみならず、患者の医師に対する評価も高めることが新しい調査によってわかった。

たくさんの乳がん患者が病気をもっとよく知るためにWebを利用することは、以前のさまざまな調査によって判明していた。今回の調査は、患者がWebで情報や支援を探索することが、患者の医師にたいする評価にどのような影響を与えているかを調べた最初のものと調査関係者は言っている。

調査はウイスコンシン大学マディソン校がんコミュニケーション研究センターによって実施され、調査対象は乳がん患者231人。調査対象者はパソコンとWeb接続環境を提供され、オンライン医療教育と包括的健康増進プログラム「乳がんと共に生きる」の利用訓練を受けた。

この調査により明らかにされたのは、まず、患者が頻繁にオンライン医療情報サービスを利用することは、最初は、貧弱な「患者-医師」関係に、そしてやがて、医師に対する高い満足度に関連するという事実である

「医師をあまり信用していない人ほど、頻繁にWebを医療情報と支援のソースとして利用しがちであることは、ある意味では当然である」。この調査研究を実施したブレット・ショウは述べている。

「しかし、この調査では、乳がんとその関係事項について質の高い医療情報を患者に提供することによって、患者が医療チームから聞いたいくつかのことを正当であると確認させ、医師に対する感じ方を改善できることを提起している。別の言葉で言えば、インターネットを通じて、患者の注意を病気に関するハイクオリティな情報に向けることが、同時に患者-医師関係を改善するだろうということだ。」

この調査はアメリカ国立がん研究所の基金に基づき実施され、”International Journal of Medical Informatics”四月号で公表される。

Source: Washingtonpost “Internet Use Can Boost Breast Cancer Patients’ Faith in Docs”


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