TOBYOの見直しを進めている。先月のエントリでは今年後半の目標などについて触れたが、その後、それら従来計画も含め見直すことにした。最近の一連のエントリを見れば、TOBYOの変化をなんとなくわかっていただけるかもしれない。今月からTOBYOは、第二ステージへ向け動き出した。
その全容はまだ公開できる段階にないが、たとえばこれまで「闘病ユニバースの全可視化」をめざし、とにかく一つでも多くの闘病体験ドキュメントを収録すべく量的拡大を優先してきたが、それも1万6千サイトを越えたこのあたりで一段落つけたい。今後は、むしろ収録数を減らし、品質を上げる方向へ活動の焦点を向けていきたい。
できるだけ多くの情報量をユーザーにお届けするのは重要なことなのだが、それも一定の限度を越すとかえって利用しずらくなる。この矛盾をどう解決するかについてずいぶん考えたが、妙案は今のところ思い付かなかない。さらに体験ドキュメント自身の品質の問題もある。少し前に「日本語ウェブ残念」問題があったが、闘病ユニバースにも同様のことはあるかもしれないと感じていた。
良質なドキュメントの生成促進がまず必要になっている。そのための環境整備も重要だ。TOBYOでドキュメントを書いてもらうということもあるだろう。
三宅 啓 INITIATIVE INC.