本日、TOBYO事典テスト版の新バージョンを公開した。新バージョンはインデクシングページ数を200万ページと大幅に増やし、従来分離していた一般サイトとブログサイトの検索を一本化した。また、検索結果の視認性を高めるために、検索結果タイトルをブルーで表示することにした。
依然として「テスト版」を表示しているが、これは「まだまだ改善する余地をたくさん残している」という意味合いとしてご理解いただきたい。これから使い勝手も精度も、継続して改善していかなければならない。だがようやくこれで、日本初の闘病体験バーティカル検索エンジンが本格的に稼働し始めたことになる。何よりもまず、自分の闘病体験を闘病ユニバースに公開してくれた多くの方々に、深く感謝したい。このような多くの方々の自発的な活動が、結果として「200万ページの闘病記」を作り上げたという事実は、本当に驚くべきことである。そしてこれがインターネットによって初めて可能となった、という点も特筆すべき事柄だと思われる。
さてこれから、このTOBYO事典をさまざまに応用展開していくことになる。昨年来、このブログで構想は再三述べてきたが、たとえばTOBYO事典の検索窓をリンクバナーにして各闘病サイトに掲出のうえ検索してもらうとか、検索窓付きTOBYOツールバーをブラウザに装着してもらうとか、ネット上のあらゆる場所でTOBYOを活用してもらう方法を考えている。今回のTOBYO事典テスト版の公開で、その基礎がやっと固まったと言えるだろう。
三宅 啓 INITIATIVE INC.